ブシロード、25年7月~9月期は黒字回復
ブシロードは、2026年6月期第1四半期の連結業績(2025年7月1日~9月30日)を発表した。
売上高は137億6,696万円(前年同四半期比12.2%増)、営業利益は16億6,841万円(同226.6%増)、経常利益は19億3,220万円(前年同四半期は経常損失664万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は16億6,347万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益5,935万円)となった。
同社は当第1四半期連結会計期間より、「エンターテイメント事業」と「スポーツ事業」を統合し、「エンタテインメント事業」の単一セグメントに報告セグメントを変更。これに伴いユニット名称の変更、区分の再構築をしている。「TCGユニット」「コンテンツユニット」を「ブシロードユニット」「BI(Bushiroad International)ユニット」に再編し、「アドユニット」に出版事業を統合して「メディアコンテンツユニット」とした。
主に日本語版のTCGとデジタルゲームの企画・開発・発売を行っているブシロードユニットは、TCGが「カードファイト!! ヴァンガード」や「ヴァイスシュヴァルツ」が引き続き順調に推移。新作TCGとしては2025年7月に「ゴジラ カードゲーム」を発売した。デジタルゲームは事業計画に対し軟調に推移した。コンソールゲームでは2タイトルをリリースし、モバイルゲームは8月末に1タイトルのサービスを終了した。モバイルゲーム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」は簡体字版が引き続き盛況で、日本語版も9月にハーフアニバーサリー施策を行い順調に推移した。
主に英語版のTCGとデジタルゲームの企画・開発・発売を行っているBIユニットは、TCGが「ヴァイスシュヴァルツ」英語版で大型商品の発売があり、順調に推移した。新作TCGとしては2025年7月に「ゴジラ カードゲーム」の英語版と、「hololive OFFICIAL CARD GAME」の英語版を発売した。
ライブエンタメユニットは、Ave Mujica 5th LIVE「Nova Historia」やPoppin’Party Global LIVE 2025等、ライブイベントを開催し、順調に推移した。
MD(マーチャンダイジング)ユニットは、前年同四半期は中国での一時的な特需による売上が大きく、前年同四半期比で売上・利益ともに減少したが、概ね計画通りに推移した。ライブグッズは、大型ライブ開催が多かった前四半期と比較して落ち着いた水準ながら安定した販売を維持している。クレーンゲーム機ブランド「ブシロードプライズ」が引き続き好調に推移。直営店「ブシロードクリエイティブストア」開設により、顧客との接点を拡大している。
メディアコンテンツユニットは、従来のアドユニットに出版事業を加え、広告・出版の両事業を統合した新ユニットとして始動。作品創出からプロモーションまでを一体で推進し、グループのIP開発エンジンを目指している。出版事業では主力タイトルを中心に堅調に推移し、編集体制を強化。当第1四半期は、電子コミックスがWEB小説の漫画化作品を中心に伸長した。
スポーツユニットは、「新日本プロレス」がG1 CLIMAX 35等、夏の大会を実施するも、動員数は前年同四半期比で減少。「スターダム」は、5★STAR GP 2025等、夏の大会を実施し、前年同四半期比で動員数増加・増収増益となった。
通期の業績予想については、8月14日に公表したものを据え置いた。
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