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Spotify、週間リスニング統計を導入 Apple Musicに対抗か

ビジネス 音楽業界

Spotifyは11月6日、その週の音楽体験を楽しく共有できるスナップショットとして、リスニング統計機能を導入すると発表した。月次まとめ機能を提供するApple Musicに対抗する狙いとみられる。

週間リスニング統計は、世界60以上の市場の無料・有料ユーザーが順次利用可能となる。利用するには、プロフィール画像をタップし、「リスニング統計」タブを選択する。

指定した週のトップアーティストとトップソング、マイルストーンなどを確認でき、統計をInstagramやWhatsAppで共有したり、Spotifyのメッセージ機能を通じて直接友人と共有したりすることも可能。ユーザーは、既に聴いている楽曲や、自身の聴取習慣に基づいて次に聴きたいと思われる楽曲を基にしたプレイリストの作成もできる。

Spotifyは、音楽でその年を振り返る毎年恒例のイベント「Spotifyまとめ」も継続する方針だ。

(文:坂本 泉)

榎本編集長

「Spotifyがその週に自分がよく聴いた曲ランキングを共有できる機能を発表。あなたがその月にいちばん聴いた曲を表示するApple Musicのリプレイ機能に対抗した形だ。Apple Musicの場合、ホーム→スクロール→リプレイ:あなたのトップミュージックに行くと今だったら年ごとにまとまっているが、年のページの中に入ると月次で表示できる。この機能はSpotifyの人気企画Spotify Wrapped(Spotifyまとめ)を意識したものだが、今度はSpotifyがそこに被せてきた形で、サブスク同士の機能競争は続いている。Spotifyまとめは昨年、同時期のユーザーの36%がチェックしており、アーティストも自身のまとめをSpotifyで公開することが大事な宣伝になっている」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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