ホロライブ運営のカバー、25年4月~9月期は19%減益
ホロライブ運営のカバーは、2026年3月期第2四半期(中間期)の業績(2025年4月1日~9月30日)を発表した。
売上高は217億5,400万円(前年同期比27.2%増)、営業利益は26億6,600万円(同20.9%減)、経常利益は26億7,400万円(同19.0%減)、中間純利益は19億9,900万円(同5.7%減)となった。
配信/コンテンツ分野は、2025年7月を通じて実施した、各言語・地域グループを横断した配信を中心とする大型企画「ホロナツパラダイス」がトレンド形成に寄与したほか、各タレントによるミュージックビデオなどのアセット型コンテンツが、積み上げ型の継続的な集客経路として機能した。その結果、同分野の売上高は44億7,400万円(前年同期比6.0%増)となった。
ライブ/イベント分野は、アリーナ規模のライブコンサートが複数開催されたことに加え、英語圏向けVTuberグループ「ホロライブEnglish」による全体ライブ「hololive English 3rd Concert -All for One-」がニューヨークのRadio City Music Hallで開催され、現地におけるブランド力の強化に寄与した。その結果、同分野の売上高は23億5,600万円(前年同期比57.7%増)となった。
マーチャンダイジング分野は、トレーディングカードゲームや小売店での売上拡大が好調に推移する一方、北米関税の影響や短期的な販売チャネル間の売上代替により、EC売上の成長が鈍化した。また、トレーディングカード分野においては、競技プレイヤーからカジュアルプレイヤーまで幅広い層の取り込みを図り、大会施策を実施したほか、タレントとのPR連携により、ファンコミュニティ間での相互送客も進めた。その結果、同分野の売上高は116億7,800万円(前年同期比32.5%増)となった。
ライセンス/タイアップ分野は、国内では渋谷・池袋・東京・有明などで夏季休暇期間の人流を捉えたポップアップイベントを集中的に実施したほか、海外ではロサンゼルス・ドジャースとのコラボレーションイベントを2年連続で開催した。これらの施策により、ブランドの一般認知が拡大するとともに、ファンコミュニティにおけるエンゲージメント向上にも寄与した。また、ゲーム関連収益についても、中小規模タイトルのみの貢献で四半期あたり2億円超を計上するなど、着実に存在感を高めつつある。その結果、同分野の売上高は32億4,400万円(前年同期比25.7%増)となった。
通期の業績予想については、5月13日に公表したものを据え置いた。
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