ローランド、25年1月~9月期は10%増益
ローランドは、2025年12月期第3四半期の連結業績(2025年1月1日~9月30日)を発表した。
売上高は695億7,000万円(前年同期比0.1%減)、営業利益は61億8,300万円(同4.6%減)、経常利益は58億7,600万円(同10.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は54億3,800万円(同26.8%増)となった。
鍵盤楽器は、売上高が182億4,400万円(前年同期比2.2%減)。電子ピアノは、苦戦が継続していた中国で徐々に回復の動きが見られた。その他の主要地域においては、中型タイプがやや低調であるものの、ポータブルタイプは堅調に推移した。ポータブルキーボードは、前期及び今期投入の新製品効果により、堅調に推移した。
管打楽器は、売上高が201億5,900万円(前年同期比0.5%減)。電子ドラムは、昨年発売した大型新製品の需要が大変好調に推移した。アコースティックドラムでは、米国関税政策による生産影響等により在庫切れが発生し、セルインは想定を下回った。電子管楽器は、中国を中心に需要減少、競争激化の影響を受け苦戦した。
ギター関連機器は、売上高が175億1,200万円(前年同期比1.7%増)。ギターエフェクターは、受注残の解消や新製品群の貢献により好調に推移した。楽器用アンプにおいては、前年第2四半期に主力機種をモデルチェンジしたことによる反動減があったものの、最終需要は概ね堅調に推移した。
クリエーション関連機器&サービスは、売上高が91億5,800万円(前年同期比3.4%増)。シンセサイザーは、前期また今期に投入した新製品群が貢献し大変好調に推移した。ダンス&DJ関連製品では、直近では新製品の発売効果が見られるものの、既存製品の需要減少等により低調に推移した。ソフトウエア/サービス分野では、Roland Cloudにおいて、ユーザーのLTV(ライフタイムバリュー)を高めるためのコンテンツやサービスの提供を継続的に行い、会員数は引き続き増加した。
映像音響機器は、売上高が23億1,200万円(前年同期比1.6%減)。ビデオ関連製品は、前期投入の新製品効果により堅調に推移したが、ヘッドフォン関連製品は期待を下回った。
通期の業績予想は、5月13日に公表したものを据え置いた。
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