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Netflixへの楽曲提供、メジャーレーベル所属が有利に

ビジネス 海外

Netflixに楽曲を提供するには、メジャーレーベルに所属するアーティストが有利ーー。米カリフォルニア州バーバンクで3月22〜25日に開催された音楽ビジネスカンファレンス「MUSEXPO」で行われたNetflixの音楽チームを迎えたパネルディスカッションから、こうした実態が明らかとなった。Digital Music News(DMN)が伝えた。

Netflixに楽曲を提供するアーティストや作曲家について、同社音楽チームは新しいものを積極的に探しており、提案に常に耳を傾け、ライブに足を運んだり、多くの新しい音楽を聴いたりしている。

一方で、大手レコード会社からは絶えず売り込みが行われており、特に金曜日は新進気鋭のアーティストや楽曲をプッシュする上で重要な日という。これに加えて、レーベル各社は主要プラットフォームのアーティストへの関心を高めるため、完全プライベートイベントや旅行なども企画。これには、アトランティック・レコード/WMGをはじめとする大手レコード会社とフォアフロント・ネットワークスが共同で主催する、ナパ・バレーでの招待制の豪華イベント「Live In the Vineyard」や、コロラド州ビーバークリークの「Elevation」が含まれる。

(文:坂本泉)

榎本編集長

Netflixで流れる音楽は、どのように選ばれているのか。MUSEXPOでのパネルが示したのは、メジャーレーベルが「常時売り込み」を行い、豪華招待イベントまで活用してNetflixの音楽チームとの関係を深めているという現実だ。Netflix側は新しい才能に耳を傾けるとしているが、ナパ・バレーのワイナリーやコロラドの山岳リゾートが商談の舞台になる光景は、デジタル化が進んでも「誰と関係を築いているか」がコンテンツ採用に直結する構造を象徴している。一方で、TuneCoreを擁するBelieveがレーベルサービスを拡充するなど、インディーアーティストの選択肢も着実に広がっている。こうしたインフラがNetflixのような映像プラットフォームへの接点へと進化していく可能性は十分にあり、業界の力学は緩やかに変わりつつあるのかもしれない。

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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