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Face Records「全国版アナログレコード白書 2025」公開、購入者の約7割が30代以下

ビジネス レポート

アナログレコード専門店Face Recordsを展開するFTFは、全国12都道府県におけるアナログレコードとレコードショップに関する意識調査を実施。その結果を「全国版アナログレコード白書 2025」として公開した。この調査は8月に発信した「福岡県版」に続く内容で、全国規模での初調査となる。

調査は2025年8月5日~20日の期間、全国12都道府県(北海道、宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県)在住の18歳~89歳の男女2,180名を対象に、Webアンケート方式で実施された。

調査結果によると、「レコードに触れたことがある」と回答した人は全体の59%で、そのうち「現在も持っている」と回答した人は32%。9.6%が直近1年以内に購入経験があると答えた。

購入者の年代構成では、10代・20代が全体の47.8%と約半数を占め、30代までを含めると67.4%と約7割に達した。40代を加えると83.7%となり、8割以上が40代以下という結果となった。これにより、アナログレコードは特に若年層を中心に支持され、積極的に購入されていることが明らかになった。

直近1年間でアナログレコードの購入に使った金額では、「1円~9,999円」と回答した人が全体の6割を占め、最も高い割合となった。これは、大量に収集するコレクター層ではなく、ライト層や購入を始めたばかりの若年層の存在が多いことを裏付けるデータだとしている。

購入したレコードの種類では、購入者の約5割が”中古”を選んでおり、”両方とも”を選択した割合も含めると中古レコードの購入者は約76%を占め、市場の根強い需要が示された。購入先では、「レコード専門店」が最も多い一方、「ネットショップ」「オークションサイト」「フリマアプリ」「リサイクルショップ」など、多様な選択肢が利用されており、リアル店舗とオンラインをハイブリッドで利用する購買行動が広がっていることが明らかになった。

一般社団法人日本レコード協会によると、2024年年間のアナログレコード生産金額は前年比126%の78億8,700万円と、1989年以来の70億円超えとなっている。