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リパブリック・レコード、ゲーム事業に本格参入 開発会社Nothing Projects Interactiveと提携

ビジネス 海外

ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)傘下のリパブリック・レコードは、ゲーム開発会社Nothing Projects Interactiveと戦略的提携を結び、音楽をゲームプレイの中心に据えたリアルタイムのモバイル対戦ゲーム「OnlyHands」をリリースする。Music Business Worldwide(MBW)などが9月16日伝えた。

プレイヤーはリパブリック所属アーティストをモチーフにしたキャラクターを操作。対戦中には、アーティストの楽曲が流れる。プレイ可能なアーティストは現時点で非公開。同タイトルは2025年第4四半期にリリース予定だ。

このゲームは4つの主要戦略に基づき運営される。

・試合に勝利すると実際のアーティスト楽曲が再生され、プラットフォーム内外でストリーミング再生回数と収益の両方を生み出す「戦闘主導型ストリーミング」
・アーティストのカタログに基づいて構築された「プレイ可能なアーティストアバター」
・アーティストが楽曲、コスチューム、必殺技を直接ゲームプレイに追加できる「即時コンテンツ投入」
・ストリーミング、リリース、ゲーム内購入などを組み合わせた「ライブファンエコノミー」

(文:坂本 泉)

榎本編集長「対戦ゲームでメジャーアーティストをキャラに。ユニバーサル・ミュージック傘下のフラッグシップ・レーベル、リパブリック・レコードがゲーム会社と提携して実現する。同レーベルはアリアナ・グランデ、テイラー・スウィフト、ザ・ウィークエンド、TWICE、ジャスティン・ビーバー、カーリー・レイ・ジェプセン、藤井風、レディー・ガガ、ドレイク、ニッキー・ミナージュ、ロード、リアーナ、パール・ジャム、ポスト・マローン、スティーヴィー・ワンダーなど錚々たるメンツと関係があるが、誰がゲームで利用できるかはレーベルとアーティストニュースとの交渉もあるので今はわからない。先進国では音楽サブスクの普及が終わり低成長に入る中、スマホの普及で音楽、ゲーム、アニメなど様々なコンテンツ産業で客の取り合いが起きているため、このように音楽が他のジャンルと結びつく新しい形は常に模索され、いずれ新たな勝ちパターンが見つかっていくだろう」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。