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エイベックス、子会社バーチャル・エイベックスの株式を取締役にMBO方式で譲渡

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エイベックスは9月29日、連結子会社であるエイベックス・クリエイター・エージェンシーが保有するバーチャル・エイベックス(VAI)の一部株式を、VAIの取締役である原佳祐氏に譲渡することを決議した。

VAIは2018年より同社の新規事業として事業を開始。拡大するバーチャルエンタテインメント市場において事業の最大化を目指して2021年に新会社として設立された。VAIはバーチャルエンタテインメント領域における運営ノウハウを積み重ね、ノウハウの横展開による他社IPのライブ制作や自社イベントの開催等により事業規模を拡大してきた。

このようななか、VAIの取締役である原佳祐氏より、今後のVAIにおける新たな事業の開始など独自の成長戦略を推進したい旨の申し出を受けた。同社グループでは継続的に事業ポートフォリオを見直しているなか、今後のVAIのあり方について様々な選択肢を慎重に検討したうえで、経営陣が自社の株式を買い取るマネジメント・バイアウト(MBO)方式による本件実行が双方にとって最善であると判断し、原佳祐氏に対しVAI株式の一部を譲渡することとした。

譲渡株式数は普通株式3,645株(議決権の数3,645個)で、譲渡後の所有株式数は普通株式855株(議決権所有割合19%)となる。株式譲渡契約締結日は9月29日、株式譲渡実行日は10月31日を予定している。

役員の異動として、10月1日付でVAIの代表取締役社長が加藤信介氏から原佳祐氏に交代する。

本株式譲渡が2026年3月期の連結業績に与える影響は軽微で、2026年3月期第3四半期連結会計期間においてVAIは連結範囲から除外される予定となっている。

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