KDDI、国内初の推しカメラ(チッケム)映像専用アプリ「Chikemoo」を提供開始

KDDIは9月29日、アイドルやアーティストの特定メンバーを追い続けて撮影した推しカメラ(チッケム)映像専用配信アプリ「Chikemoo(チケムー)」の提供を開始した。推しカメラ(チッケム)映像専用アプリの提供は国内初となる。
コンテンツの第1弾として「KCON JAPAN 2025」「2025 Show! 音楽中心 in JAPAN」や、NiziU、NEXZ、FRUITS ZIPPER、KISS OF LIFE、アルテミスの翼、Another Diaryの計37組によるパフォーマンスを順次公開する。
「Chikemoo」では、複数名のメンバーで構成されるグループアーティスト・アイドルのパフォーマンスにおいて、ステージ全体の映像と個別メンバーの映像を自由に切り替えて視聴することができる。各メンバーを追い続ける推しカメラで、推しをより近くに楽しむことができるほか、グループアーティスト・アイドルにとっても新たな魅力をファンに届ける配信ツールとして活用できるとしている。
従来、チッケム映像を制作するにはメンバー人数分のカメラ設置や撮影と、それぞれの映像編集作業が必要で、スタッフに大きな負荷と時間がかかるため、国内では提供が一部グループアーティストに留まっていた。「Chikemoo」では超高精細カメラなど最新技術を活用することでカメラ台数の大幅な削減を実現し、公演主催者がタイムリーかつリーズナブルにチッケムを導入することが可能となる。
さらに、KBS(韓国放送公社)とKDDIは、推しカメラ映像のリアルタイム配信システムの共同開発における基本合意書を締結した。これにより、当初アーカイブ映像配信から開始する「Chikemoo」において、推しカメラのリアルタイム映像配信の実現も検討していく。
今後、推しカメラのリアルタイム配信やデジタルトレカに加え、アーティストへの還元が可能なサービスを目指し、NFTやKDDIのビッグデータを掛け合わせたアーティストへのマーケティング支援も実施していくとしている。
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