Spotify、DJ機能を強化 プレイリストのカスタムトランジションを試験展開

Spotifyは8月19日、一部の有料会員を対象に、プレイリストの曲間のつなぎ(トランジション)をカスタマイズできる新機能「Mix(ミックス)」をベータ版で提供すると発表した。
トランジションを自動でDJのようにミックスしてくれるほか、曲の波形やビートデータを見ながら音量、EQ(イコライザー)、エフェクトなどを手動で調整し、独自のトランジションを作ることも可能。有料ユーザー同士でコラボレーションしてミックス・プレイリストを作成することもできる。
曲同士をシームレスにつなげることができるため、本格的なミキシング・ソフトウエアを購入する前に基本的なミキシング機能を試したり、イベントでDJをしたりするのに活用できそうだ。
対象ユーザーには、作成したプレイリストのツールバーに「Mix」機能が表示される。トランジションを素早く作成できる「Auto」オプションに加え、カスタマイズオプションとして「Fade」や「Rise」などが用意されている。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「SpotifyからDJミックス機能。曲間のつなぎ(トランジション)をやってくれるだけでなく、DJの素人でもBPMや曲調に合わせて素早くプレイリストを生成できる。パーティーだけでなくワークアウトやジムでの利用を想定した直感的なUIになっている。Apple Musicもこれに対抗して、今月9月(15日が予想されている)のiOS26から類似の機能が備わる。SpotifyのMix機能は8月19日から有料会員に向けて順次開放されている」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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