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Spotify株価、ダニエル・エクCEO退任発表以降で23%下落

ビジネス 海外

ダニエル・エク氏がCEO職の引き継ぎ計画を表明して以来、Spotifyの株価は約23%下落。依然として高水準を維持しているものの、市場全体は小幅に上昇していることから、一部のアナリストは経営陣の刷新が特に影響したと指摘している。Digital Music News(DMN)が伝えた。

Spotify株は、同人事計画の発表以前は1株当たり730ドル前後で推移。9月30日の発表直後には約5%下がり、12月4日の取引終了時点で561ドルにまで値下がりした。ただ、発表前の段階で1月の約460ドルから大幅に上昇していたことなども考慮する必要がある。アナリストによるSpotify株の評価は依然として強気のままだが、最近の目標株価は800〜640ドルと、証券会社の間で開きがある。

Spotifyは9月30日、ダニエル・エク創業者兼CEOが2026年1月1日付でエグゼクティブ・チェアマンに就任すると発表。後任のCEOには、グスタフ・セーデルストレム(共同社長兼最高製品・技術責任者)とアレックス・ノルストローム(共同社長兼最高事業責任者)が共同CEOとして就く。

(文:坂本 泉)

榎本編集長

「Spotifyの株価が大幅下落。年初の460ドルから730ドルまで急騰した後、創業者エク氏のCEO退任以降、12/4には23%下落の561ドルを記録(本日は590ドル弱)。チャートのサポートラインを引くと次は500ドル割れを売り方は目標としてきそうだ。もともと株価収益率がフォワードベースで45倍以上とS&P500の相場より2倍割高な中、7月の四半期決算が期待以下で下落が始まっている。広告事業の立て直しを目標に掲げているがここは厳しそうだと以前述べた。リリースの近づく高価格帯プラン(Music Pro)の反響がどうなるか。ここが目下の焦点となりそうだ」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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