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河合楽器製作所、25年4月~6月期は赤字拡大

ビジネス 音楽業界

河合楽器製作所は、2026年3月期第1四半期の連結業績(2025年4月1日~6月30日)を発表した。

売上高は177億9,200万円(前年同期比1億9,000万円増)、営業損失は5億円(同5,400万円改善)、経常損失は2億6,800万円(同4,100万円悪化)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億6,900万円(同1億1,300万円改善)となった。

楽器教育事業は、認知度向上をはじめとした各施策の効果によって国内や北米市場は回復基調にあるものの、双減政策の影響が続く中国や、ウクライナ情勢の長期化の影響を受けた欧州で消費者マインドが悪化したことなどにより、売上高は134億5,800万円(前年同期比9億6,900万円減)となり、材料費の高騰などにより営業損失は7億2,800万円(同4,100万円悪化)となった。

素材加工事業は、半導体関連部品の受注が増加したことに加え、ユニットモデルをはじめとした防音室の受注が堅調だったこともあり、売上高は25億8,100万円(前年同期比2億9,900万円増)となり、営業利益は1億9,900万円(同5,200万円増益)となった。

その他事業は、医療機関向けIT機器販売の増加などにより、売上高は17億5,200万円(前年同期比8億6,000万円増)となり、営業利益は4,200万円(同4,000万円増益)となった。

通期の業績予想については、5月15日に公表したものを据え置いた。