フェンダーミュージック、全国の軽音楽部を支援するチャリティ・プログラム始動

フェンダーミュージックは、日本国内の中学校・高等学校における軽音楽部の活動を支援するチャリティ・プログラム「Fender︎ Youth Music Program(フェンダー・ユース・ミュージック・プログラム)」を実施することを発表した。
このプログラムは、全国の中学校・高等学校における軽音楽部の活動をサポートする取り組み。応募の中から選定された学校に対し、ギター、ベース、アンプをはじめとした機材の無償提供に加え、現役で活躍するアーティストによる特別音楽レッスンを実施する。
全国の軽音楽部を支援するNPO法人「全国学校軽音楽部協会」と連携し、現場の声に基づき、今まさに学校が必要としている支援内容を把握し、公平性と実効性の高いチャリティ活動を展開していく。
全国学校軽音楽部協会によると現在、全国約4,800校の高等学校のうち、軽音楽部が設置されているのは約2,000校。これは全体の約4割にとどまっており、まだまだ拡大の余地がある分野と考えられる。一方で軽音楽部は現在、文化部の中でも1位2位を争う人気を誇る部活動であり、学校教育においても近年「ロック史」やポピュラー音楽の記述が教科書に取り入れられるなど、軽音楽の価値は広く認められつつある。
しかし現実には、練習環境や機材の不足、指導者不在など、多くの学校が課題を抱えていると言われている。このような状況を踏まえ、フェンダーは、軽音楽部を「次世代の音楽文化を育む土壌」と捉え、音楽教育を支える実効性ある支援を届けるべく、本プログラムを立ち上げた。
フェンダーでは、これまでも音楽教育支援の一環として、同様のチャリティ活動に取り組んできた。2022年には、Fenderブランドの創立75周年を記念したチャリティ・プログラム「We Love Music」を国内で実施し、選定された福井県坂井市立丸岡南中学校および奈良県天理市立福住小中学校に対して、エレキギター/ベース計10本やアンプなどの機材を寄贈。また、音楽シーンの第一線で活躍するMIYAVI、ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)、Reiの3名のアーティストが賛同し、それぞれの学校でここでしか体験できない特別な音楽授業(講演および演奏デモンストレーション)を実施。両校からはその後、多くの生徒が音楽授業やクラブ活動、そして昼休みの時間に校内で楽器に親しみ、同級生とバンドを組むなど、軽音楽活動の活性化につながったとの報告が寄せられている。
フェンダーミュージック 代表取締役社長 アジアパシフィック統括 エドワード・バド・コール氏
音楽には、人と人をつなぎ、変化をもたらす力があります。フェンダーはこれまでも、楽器そして音楽を通じて、人々の自己表現やつながりを支えてきました。私たちは本プログラムで、将来の音楽シーンを担う中高生たちが、軽音楽部という場で、より自由に、そして前向きに音楽と向き合える環境を整えていきたいと考えています。また今年、日本法人であるフェンダーミュージック株式会社は設立10周年を迎えました。この節目の年に、軽音楽部での音楽教育の支援、そして未来のプレイヤーの育成に対して、より一層深くコミットしていくことは、私たちにとって自然な流れであり、非常に重要な使命でもあります。音楽文化が学校教育の現場に根付き、次世代へと継承されていくことの意義を私たちは強く感じています。日本の軽音楽部が持つ大きな可能性を信じ、その成長をフェンダーとして継続的に支えていけることを、心から誇りに思います。
広告・取材掲載