スペースシャワーSKIYAKI HD、24年4月~25年3月期は44%増益 今期は46%増の見通し

スペースシャワーSKIYAKIホールディングスは、2025年3月期の連結業績(2024年4月1日~2025年3月31日)を発表した。
売上高は206億3,712万円と前期比44億9,381万円増(同27.8%増)。営業利益は8億7,745万円と前期比2億5,932万円増(同42.0%増)、経常利益は8億8,930万円と前期比2億6,944万円増(同43.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2億8,755万円と前期比738万円増(同2.6%増)、EBITDAは15億1,157万円と前期比5億4,119万円増(同55.8%増)となった。
コンテンツセグメントは、イベント事業においては、「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2024」では台風10号の影響からチケット払い戻しを実施したことなどにより減益インパクトを受けたものの、国内最大規模ヒップホップイベント「POP YOURS」がチケットソールドアウトでの開催を実現。また、ライブハウス事業やエンタテインメントカフェ事業における店舗ビジネスでは、稼働率、来場者数の好調な推移となった。加えて、アーティストマネジメント事業においても、Tempalay武道館公演のチケット完売となる開催実現などにより、前年同期比で増収増益となった。この結果、当セグメントの売上高は100億2,654万円と前期比8億1,680万円増(同8.9%増)、セグメント利益(営業利益)が7億5,766万円と前期比1,566万円増(同2.1%増)、セグメントEBITDAが10億778万円と前期比70万5,000円減(同0.1%減)となった。
ソリューションセグメントは、ディストリビューション事業において、音楽配信売上が好調に推移。また、アライアンス事業においては「GFEST.2024」が前年度より規模を拡大しての開催を実現したことや、「FUKUOKA MUSIC FES.2025」の2度目となる2days開催が成功した。加えて、プラットフォーム事業において、「BitfanPro」及び「Bitfan」を中心としたファンクラブの有料会員数が132.5万人と、2024年3月末時点と比較して8.4万人増となり、ストック収益であるファンクラブ売上及びフロー収益であるクリエイターグッズ等のEC売上がいずれも好調に推移し、前年同期比で増収増益となった。この結果、当セグメントの売上高は106億1,058万円と前期比36億7,700万円増(同53.0%増)、セグメント利益(営業利益)が1億2,175万円と前期比2億4,180万円増(前期はセグメント損失1億2,004万円)、セグメントEBITDAが5億576万円と前期比5億4,003万円増(前期は△3,427万円)となった。
2026年3月期の連結業績予想については、売上高が前期比1.8%増の210億円、営業利益が同48.2%増の13億円、経常利益が同46.2%増の13億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同160.8%増の7億5,000万円、EBITDAが同25.7%増の19億円を見込んでいる。
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