Vol.59 株式会社ディグズ・グループ 制作部 酒見 徴さん

インタビュー ピックアップ

音楽・エンタテインメント業界の今を動かす、現場の業界人に、仕事内容や現職に至るいきさつなどを伺うインタビューコーナー「Musicman Pick Up」。
第59回は、ヒット作を産みだし続ける気鋭のクリエイタープロダクション、ディグズ・グループの制作部で活躍する酒見徴さんにお話を伺いました。

酒見 徴(Akira Sakemi)
株式会社ディグズ・グループ / Digz, Inc. Group 制作部
生年月日:1981年9月18日
略歴:福岡県生まれ。トラックメイカーとして楽曲制作を行いながら、2011年にDigz, Inc. Groupに入社。制作・作家マネジメントを担当し、現在に至る。

 

——現在は、どんな部署で、どんな業務を担当していますか?

酒見:ディグズ・グループの制作・マネジメント担当として、所属するプロデューサー・クリエイターのマネジメント、楽曲の制作、楽曲の営業を行っています。また、5月より新設したDigz トップライナープログラムと言うクリエイター育成プロジェクトのマネージャーも担当しています。

——よくある1日の業務タイムスケジュールを教えてください。

酒見:制作進行中楽曲の進捗状況確認から始まり、DEMO楽曲制作チェック(作家とのミーティング等)、各クライアントへのプロジェクト確認連絡、営業。育成プログラムの進捗状況確認、次回目標設定。最後にその日取り扱ったDATAの整理整頓。

——これまで関わったアーティストorプロジェクトは?

酒見:マネジメント業務では、弊社所属の音楽プロデューサーSTYをはじめとする国内クリエイターのマネジメントを行っておりますので、Digz制作楽曲には ほぼ関わらせて頂いております。

——音楽業界で働くことになったきっかけは?

酒見:元々は、僕自身トラックメーカーとしてかなり頻繁にDigzにDEMO楽曲を送り続けていたんです。そのコトを代表が気にかけてくれて、「音楽を作る仕事もとても素晴らしいけれど、それをサポートするマネジメントも負けずに素晴らしい仕事だぞ!」と。

——この仕事をしていて、一番やりがいを感じることは何ですか?

酒見:沢山ありますけど、やっぱり楽曲採用を頂くときですね。嬉しすぎて決定直後に「おめでとう!」って作家に電話してしまうくらいです。

——この仕事の大変なところ、難しいところは?

酒見:Digzで制作を行う楽曲はクライアントさまから「既存の何か」より「新しい何か」を求められる事が多いので、そのオーダーイメージ(言葉やテキスト)を汲み取り、クリエイターに伝えることでしょうか。でもこれは大変というよりは、やりがいに変わって行きますし、実際のところ楽しんでいます。

——職場は、どんな雰囲気ですか?

酒見:「目標は定時(19時)帰宅!!!」と 「金曜日は遊びに行け!」そんな雰囲気です。エンターテインメントの会社なので一般企業と少し違うのかと思いますが、個人の成長=会社の成長というのがありますので、会社の風潮としてはプライベートの時間も尊重してくれています。

——仕事において、これだけは誰にも負けない!という強みは?

酒見:想像力ですかね。ディグズ・グループが他の事務所さんと大きく違う点としては、国内だけではなく、欧米や韓国の作家も多数所属していまして、各作家の得意分野もそれぞれ違ってきます。各作家の得意な部分を出し合って楽曲を仕上げていくCo-Writing(共同楽曲制作)プロジェクトというものを頻繁に行っていまして、もちろん一人の作家さんでトラックもトップライン(作詞とメロディー)も全部作れてしまう人が多いのですが、その中でもトラックの制作が得意な人とトップラインの制作が得意な人、作詞が得意な人がいます。楽曲の方向性によってもその作家さんの得意分野の引き出しが違ったりもしますので、全ての作家さんの良い部分を把握し、楽曲制作における引き出しを増やすように日々努力しています。

——この仕事はどんな人に向いていると思いますか?

酒見:ポジティブで、アイデア豊富で、粘り強くて、責任感のある人だと思います。はい、自分もそうなれるように頑張ります!!!

——これから挑戦してみたいと思うことはありますか?

酒見:新しく立ち上げた「Digzトップライナープログラム」を皮切りに、”トップライナー”という職業をもっと日本の音楽シーンに浸透させたいです。また、現在このプログラムに参加してくださっている方々が一生懸命「メジャーに挑戦」されているので、僕自身もプロジェクトマネージャーとして、このミッションに全力で挑戦して行きます!

——Musicman-NETの活用法、好きなコーナー等あれば教えてください。

酒見:Musicman’s RELAY。現役で活躍されている方々のバックグラウンドなども知れるので、読んでいて面白いです。

——最後に、音楽業界を目指す人に一言。

酒見:音楽業界に限らず「大変な時」って言葉にネガティブなイメージを感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、大変な時は「大きく変われる瞬間」かも知れないので、是非大変な時こそ勢い良くポジティブにトライする精神で、音楽業界を皆で盛り上げて行けたらと思います! 

Digz トップライナープログラム

※Digzトップライナープログラムでは、現在第一期7月生を募集している。

-2013.9.2掲載

音楽業界の現場で働くみなさま、このコーナーで仕事の面白さを広くご紹介してみませんか? こちらよりお気軽にご連絡ください。

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