Netflix、BTS復帰公演を世界1,840万人が視聴 観客動員数を巡っては議論
Netflixは、3月21日に韓国・ソウルの光化門広場で開催されたBTSの復帰公演「BTS THE COMEBACK LIVE | ARIRANG」の世界視聴者数(生中継と中継終了後24時間)が1,840万人だったと発表した。
同動画は80カ国で週間トップ10入りし、そのうち24カ国で1位を獲得。Netflix各チャンネルの関連コンテンツのソーシャルインプレッション(表示回数)は、3月25日時点で全世界26億2,000万回を記録した。
英公共放送BBCによると、この無料野外コンサートのチケット所持者は約2万2,000人だったが、会場周辺では大型スクリーンで観覧する観客が溢れかえっていた。HYBEは、同イベントに計10万4,000人のファンが来場したと発表したが、警察が当初予想していた26万人と大きくかけ離れていたことから、同社株価は3月23日に3カ月ぶりの安値をつけた。
朝鮮日報は、関係当局が発表したイベント参加者数がソウル市(4万8000人)、行政安全部(6万2,000人)、警察(8万人)と大きく異なるものの、これは集計方法の違いに起因するものだと説明している。
(文:坂本泉)
榎本編集長
1,840万視聴、26億インプレッション——光化門広場でのBTS完全体復帰公演『BTS THE COMEBACK LIVE | ARIRANG』が叩き出した数字は、グローバルアーティストの影響力を改めて可視化するものだ。一方で来場者数をめぐるHYBEと行政・警察の集計の乖離は、算出方法の違い——HYBEが3大キャリアの通信データや外国人観光客のローミングデータを含む累積流動人口を用いたのに対し、行政側は特定エリア内の滞在人数をベースにしたことに起因する。当初警察が予測した26万人を大幅に下回ったとの受け止めが株価の一時的な下落につながったが、Netflixによる190カ国以上への同時配信や世界規模のストリーミング記録を踏まえれば、BTSの市場価値そのものが改めて確認された公演ともいえる。大型ライブにおけるリアルとデジタルの相乗効果をいかに設計し、投資家にも正確に伝えるかが課題となる時代となった。ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
ポッドキャスト概要:
Musicman Podcast — 業界の“今”を深掘り
「Musicman大学」は世界の音楽業界の最新トピックスを解説。講師は『音楽が未来を連れてくる』の著者、Musicman編集長・榎本幹朗。「Talk&Songs」は月間500組ものアーティストニュースを担当するKentaが選ぶ、今聴くべき楽曲と業界人必聴のバズった曲を解説。
Spotifyでポッドキャストを聴くプレイリスト概要:
記事連動セレクション — エピソードと繋がる楽曲たち
月間500のアーティスト記事から厳選した楽曲と、業界人必聴のバズ曲をプレイリストで。最新シーンの決定版!
Spotifyでプレイリストを聴く@musicman_nusicman
広告・取材掲載