TuneCoreアクセラレーター、累計500億回の再生創出 2023年に開始
わずかな手数料で世界中の音楽配信に曲を出せるデジタル・ディストリビューターのTuneCoreは3月25日、「TuneCoreアクセラレーター」プログラムに関する最新の報告書を公表。2023年の開始以来、参加アーティストの楽曲再生回数を500億回、楽曲発見を150億回それぞれ押し上げたとしている。
登録しているインディペンデント・アーティストは51万5,000組で、1年前の45万人から増加。このうち15万組以上の楽曲が同プログラムを通じてプロモーションされた(前年比36%拡大)。
過去1年で見ると、前年比17%増の240億回の新規再生を創出。18カ月以上前にリリースされた楽曲は、同プログラムを利用しなかった場合と比べて24%多くの収益を生み出した。
同プログラムを通じ、1万4,000組以上のアーティストが初めてストリーミング・ロイヤリティーを獲得。1万4,000組が100万回再生、500組が1億回再生を突破した。これらを達成したアーティストの25%近くは、総再生回数の少なくとも半分を同プログラムが生み出した。
地域別では、主要市場の中でメキシコが63%と最も高い成長率を記録。これにブラジル(35%)、米国(33%)が続く。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
51万5,000組のインディーズアーティストが、TuneCoreのアクセラレーターを通じて500億回再生を積み上げた。これは単なるプロモーションツールの成功ではなく、インディーズアーティストがグローバル市場にリーチできる環境が着実に整ってきたことの証だ。1万4,000組が初めてストリーミング・ロイヤリティーを獲得し、500組が1億回再生を突破した。アルゴリズムと低コストの配信インフラが、かつては難しかった数字を現実にしている。地域別ではメキシコ63%増、ブラジル35%増——IFPIが「次のフロンティア」と位置付けるラテン市場の爆発的成長と完全に重なる。インディーズのグローバル収益シェアがすでに4割を超えた今、CMGのような「インディーズの自律性モデル」への機関投資家の注目も、この文脈で読むべきだ。配信インフラの充実が、より多くのアーティストに選択肢をもたらしつつある。ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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