Apple Music、Bandsintown・Ticketmasterと提携 コンサート情報とチケット購入リンクの提供開始
Apple Musicは、ライブイベント発見プラットフォームのBandsintownおよびTicketmasterと提携し、新たなコンサート検索連携機能を追加した。アプリを離れることなく、ツアー日程、会場の詳細、チケット購入への直接リンクを確認できるようになる。
Music Business Worldwide(MBW)によると、この連携機能は最新OS「iOS 26.4」のアップデートの一部。ユーザーが曲を再生すると、アプリを切り替えることなく、そのアーティストのページを開き、近くの今後の公演日程を確認し、チケットを購入することができる。
Apple Musicの「ホーム」ページにあるカルーセルにも表示され、ユーザーの再生履歴に基づいておすすめを提案。新設された「コンサート」タブでは、場所、ジャンル、日付で公演を絞り込め、各公演情報に会場詳細、セットリスト、チケット購入リンクが掲載される。フォローしているアーティストが近隣での公演を発表したことを知らせるプッシュ通知も備える。
Bandsintownでこの連携機能を利用するには「Bandsintown for Artists」ダッシュボードからApple MusicのアーティストページのURLを貼り付け、接続する必要がある。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「この曲を聴いて、ライブに行きたくなった」——その衝動を購買につなぐ導線が、Apple Musicに強化された。再生中の楽曲からアーティストのツアー日程を確認し、アプリ内ブラウザでチケット購入まで完結する体験設計は、ストリーミングとライブという長年分断されていた二つの市場を接続しようとする試みだ。ライブ情報の連携はSpotifyが2010年代から先行してきたが、Apple MusicはBandsintownとの深い連携に加え、セットリストのプレイリスト化や地図アプリとの統合など、OSレベルでの「聴く→ライブへ行く」の導線設計で独自の差別化を図る。ライブネーションとの反トラスト訴訟の余波でチケット業界の構造が揺れる中、Ticketmasterがこの連携に加わったことは「市場開放のアピール」という側面も持つ。「聴く→発見する→行く」という音楽体験のフルサイクルをプラットフォーム内で完結させようとする競争が、音楽サブスクで加速している。ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
- Bandsintown公式
- Ticketmaster公式
- MBW:APPLE MUSIC NOW SURFACES CONCERT LISTINGS AND TICKET LINKS VIA BANDSINTOWN AND TICKETMASTER DEALS
- DMN:Apple Music Integrates Bandsintown Events Across Artist Pages to Expand Global Live Event Discovery
- Apple、「iOS 26.4」でApple Musicにコンサート発見機能・テキスト入力でプレイリスト生成機能など追加
- 「セットリストをプレイリスト化」 Apple Musicが新機能を追加
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