Bandcamp、AI生成音楽を禁止 「ミュージシャンに音楽を作り続けてほしい」
音楽配信・販売プラットフォーム「Bandcamp」は1月13日、AIによって完全または大部分が生成された音楽(オーディオ)を禁止すると発表した。同社はまた、既存のなりすましおよび知的財産権侵害禁止ポリシーに基づき、他のアーティストやスタイルを模倣する目的でAIツールを使用する行為を一切禁じる。
同社は「アーティストがファンの直接的な支援を通じて成長できるコミュニティーを構築することで、音楽の癒しの力を広めることが自社の使命」だと説明。生成AIに関する方針を明確にすることで、ミュージシャンたちが音楽を作り続けられるよう、またファンがBandcampで見つけた音楽が人間によって創作されたものであると確信できるようにすることを望んでいると強調した。
ユーザーはBandcampの通報ツールを通じてAI生成コンテンツの疑いがある作品を報告できるようになる。同社は、自社が「AI生成の疑いがある音楽を削除する権利を保持する」と表明。AI技術の進展に伴い、方針を更新していく姿勢を示した。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「Bandcampが生成AIによる音楽を受け付けないと発表。Bandcampは元々、インディーズアーティストに公式ホームページ、音楽配信、投銭(※当時その言葉はなかったが)の場を与えることで始まったサービスなので、企業文化的にこの決定は自然だ。しかしプロンプトを精緻に使いこなして音楽を作るインディー・ミュージシャンも今後増えてくると思うので、どこかでそうした音楽は認めるようになるかもしれない。Bandcampでは一日に8万弱のレコードやダウンロード楽曲が売れており、今ではBjörkやRadioheadなど著名アーティストもレコード販売や先行配信などの場として利用している」ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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