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ヒビノ、大阪万博「NTTパビリオン」でPerfumeの世界初リアルタイム3D空間伝送実験をサポート

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ヒビノは、NTTが大阪・関西万博に出展する「NTTパビリオン」の映像・音響システムの設計・レンタル・オペレーションを担当。4月2日には、NTTの次世代情報通信基盤「IOWN」(アイオン)を活用してPerfumeのライブパフォーマンスを空間ごとリアルタイムに伝送する世界初の「リアルタイム3D空間伝送実験」をサポートした。

実験では、夢洲のNTTパビリオンと吹田の万博記念公園(電気通信館跡地)特設ステージをつなぎ、ヒビノは吹田側のステージを3Dで実写撮影する高解像度ステレオカメラシステムや、伝送先の夢洲側に3D対応LEDディスプレイ・システム「Immersive LED System」およびサラウンドスピーカーシステムを提供。これにより、NTTのリアルタイム3次元点群データを鮮明な立体視として表出し、「未来のコミュニケーションの可能性」を示す体験として演出することで実験の成功に貢献した。

今回の実験では、幅13.2メートル、高さ4.8メートルのImmersive LED Systemを設置し、視点を自在に変えられる三次元点群データ、4視点の3D実写映像、バーチャル空間の3DプリレンダリングCGという3種類の情報を交互に切り替えて表出。リアルタイム三次元点群データを3D映像として表出するのは世界初の試みで、Immersive LED Systemとステレオカメラシステムによる高解像度3Dライブビューイングも国内初の成功となった。

この「リアルタイム3D空間伝送実験」は、万博期間中、NTTパビリオンで追体験できる仕組みとなっている。

NTTパビリオン チーフ・プロデューサー 萩原 文雄氏(ヒビノビジュアル Div. 部長)

未知なる案件にチャレンジすることが大好きな自分にとって、今回いただいたお題は非常にワクワクするものでした。試行錯誤を重ねていく中で、多くの方々に大きすぎるほどのご協力をいただき、実現に向けた明確な道筋を描くことができたと感じています。普段はなかなか触れることのできない「技術」や、直接感じることのできない「想い」に触れ、実際に形にして表現できたことを本当に嬉しく思います。この次世代技術への挑戦に込められた技術者たちの熱い想いを、ぜひ感じ取っていただければ幸いです。

NTTパビリオン チーフ・ディレクター日野 恵夢氏(ヒビノビジュアル Div. 課長)

世界初の試みに対して、これまでXRやバーチャルプロダクションで培ってきた3Dの知見や撮影技術、イベント・コンサートで培ってきた対応力を持って、チーム全体を適切な方向に導くお手伝いができたと思っています。Hibino Immersive Entertainment Labで繰り返し行ったテストでも、誰も見たことがない演出を可視化し続けることで、事前に様々な課題を解決することができました。これからもこうしたヒビノの持つ人、技術、場所が生かされる演出にトライしていきたいと思っています。

Immersive LED System事業統括プロデューサー 東田 高典氏(ヒビノビジュアル Div. 部長)

今回、我々が取り組んだ高解像度カメラ2台で撮影するステレオカメラ撮影技術とNTTの素晴らしい次世代通信技術「IOWN」で実現した没入型ライブビューイングは、これからさまざまなエンターテインメント業界が注目することでしょう。今後もヒビノビジュアル Div.は、あらゆる革新的映像技術と共に新しいエンターテインメント体験を創造していきます。

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