YouTube広告収入が21%増加、音楽サブスクも1億人突破

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米グーグルの持ち株会社アルファベットは4月25日、2024年第1四半期(1〜3月)のYouTube広告の売上高が80億6,000万ドルとなり、前年同期比20.9%増加したと発表した。1年前の減収からプラスを回復した。

YouTube MusicとYouTubeプレミアムの加入者は、トライアルを含めて2024年1月時点で1億人を突破した。

最大60秒のショート動画を作成できる「YouTubeショート」のチャンネル数は前年同期から50%拡大。YouTubeパートナープログラム(コンテンツ配信者が広告収入を得るためのプログラム)に参加するチャンネル数は300万件以上に伸び、過去3年間に700億ドル超をクリエイターやアーティスト、権利者に支払ったと説明している。

アルファベットの純利益は、1年前から57.2%伸びて236億6,200万ドル。売上高は805億3,900万ドルと15.4%増加した。YouTube広告のほか、クラウド部門や検索連動広告が堅調だった。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「YouTubeショートが好調で、YouTube MusicはSpotifyと比べ広告の強いフリーミアムモデルが機能しつつあるといえる。Spotifyの世界シェアは31.7%、中国テンセントは14.4%、Apple Musicは12.6%、Amazonは11.1%、そしてYouTube Musicは5位の9.7%だが成長速度が高い。10年以内にApple Musicを超えてくるという予想もある(2023年 Q3 英MIDiA社調べ)」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。

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