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Z世代、TikTokなお利用も信頼せず 米ハリス・ポール調査

ビジネス 海外

Z世代ユーザーの60%が、1年前と比べてTikTokへの信頼度が低下したと回答しているーー。米市場調査会社ハリス・ポールが3月に公表した調査結果から、ソーシャルメディアが「ポストTikTok」時代に入ろうとしていることが示唆されている。

回答者の65%は同アプリを依然として日常的に使用しているものの、31%がいまやFor Youページ(FYP)を純粋に習慣でスクロールしていることを認めており、もはや「発見」や「コミュニティー」の場ではなくなっている。また、25%は「TikTokが発明されなければよかった」と答えた。

79%はアプリの「初期の頃」(2020年~2022年)が懐かしいと回答。72%は現在のコンテンツは本物らしさよりも「演出されたパフォーマンス」のように感じており、33%は楽しさが減った主な理由として、特にTikTok Shopの統合を挙げた。

好感度はYouTubeが78%と、あらゆるソーシャルプラットフォームの中で最高値を記録した。

(文:坂本 泉)

榎本編集長

TikTok ShopでZ世代の信頼が落ちている?「TikTokを信頼しない」理由は、広告の増加(41%)、加工されていないコンテンツの減少(34%)、そしてTikTok Shopがなかった初期への郷愁(33%)が主要因として並んだ(米ハリス・ポール調べ)。フィードに商品広告が紛れ込み、クリエイターのコンテンツとプロモーションの境界が曖昧になる。「本物らしさ」を売りにしていたプラットフォームが、マネタイズと引き換えにそれを手放しつつある。音楽業界はTikTokのFYP(アルゴリズムが個人に最適化して表示するおすすめフィード)のバズを「発見のインフラ」として組み込んできた。そのFYPへの信頼が揺らぐなら、前提も問い直される。8割以上のZ世代が作為的な動画より無加工なコンテンツを好む傾向は、「仕込まれたバズ」と「本物のバズ」の区別がユーザー側にも見え始めているサインだ。全ソーシャルプラットフォーム中で好感度首位のYouTube(78%)が、「演出疲れ」したユーザーの受け皿になりつつある。音楽マーケティングの重心が動き始めているかもしれない

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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