ぴあ、XRコンテンツ制作に本格進出 XRコンテンツ専門の収録スタジオの事業協同組合に出資参画

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ぴあは2月10日、XRコンテンツの制作に本格進出し、XRコンテンツ専門の収録スタジオ「HANEDA xR STUDIO」の事業協同組合に出資参画した。そのスタジオでの企画・制作作品の第1弾として、NHKで放送中のアニメ「進撃の巨人 The Final Season」のタイアップ曲である、レゲエパンクバンドSiMによる「The Rumbling」のミュージックビデオのフルバージョンを、近日中に公開する。

XRとは、現実世界と仮想世界を融合することで、現実にはないものを知覚できる技術の総称で、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)MR(複合現実)といった、最先端技術が含まれる。

「The Rumbling」ノンクレジットOPの映像は、すでに2月8日時点でYouTube再生数が3,400万回を超え、海外のファンを中心に大きな話題を呼んでいる。同曲のミュージックビデオは、こうした海外展開も視野に入れて制作体制が組まれており、MVの詳細と合わせて、SiM所属レーベルであるポニーキャニオンより後日公表予定とのこと。

なお、本作品は同社が出資参画している「HANEDA xR STUDIOで撮影された。同スタジオは得意領域の異なる国内複数のクリエイティブ企業が共同経営を行う異例の形式で運営され、その全貌が未公開である現状においても、すでに各界から大きな注目を集めている。

同社では、これを皮切りに、次世代コンテンツであるXR事業に本格的に進出し、2022年度中に複数のXRライブやミュージックビデオを制作、いずれは年間30本程度の作品を発表できる体制を整える。同時に、エンタテインメント領域でのバリューチェーン創出に向け、既存事業との連携を図っていくとしている。

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