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2025年ショパン・コンクール優勝者、エリック・ルー 歴史に刻まれたライヴ録音が発売決定

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(C)Wojciech Grzędziński

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第19回ショパン国際ピアノ・コンクールで見事優勝を果たしたエリック・ルーによる演奏のハイライトを収録したアルバム『エリック・ルー 熱狂のショパン・コンクール・ライヴ2025』が、2025年11月21日(金)に発売することが決定した。なお、国内盤は12月10日(水)に発売予定だ。

アメリカ出身のピアニスト、エリック・ルーは、前々回の第17回ショパンコンクール(2015年)で17歳の若さで第4位に入賞し注目を集め、その後2018年にリーズ国際ピアノ・コンクールで優勝。そして10年ぶりとなる今回の出場で、見事第1位に輝いた。

「このような栄誉をいただき、本当に感謝しています。世界中のショパン愛好家の皆さん、ワルシャワの聴衆、そしてこの名誉を授けてくださった審査員の方々に心から感謝します。夢が叶いました」 – エリック・ルー

(C)Wojciech Grzędziński

(C)Wojciech Grzędziński

アルバムの発売に先立ち、「ショパン:ワルツ 第7番 嬰ハ短調 作品64の2」の先行配信がスタートしている。

このアルバムは、ドイツ・グラモフォンとフレデリック・ショパン研究所(2010年以来、同コンクールを主催)の継続的な協力関係のもとで制作される3作目であり、両者がショパンの音楽の卓越した解釈を広く紹介するという共通の理念を体現している。

「今年のショパン国際ピアノ・コンクールで栄えある優勝を果たしたエリック・ルーのライヴ録音をリリースできることを大変嬉しく思います。彼の演奏は、この数週間で世界中に新たなファンを獲得しました。今回のアルバムを通して、彼の深い洞察と力強さに満ちたショパン解釈を、さらに多くの人々に届けたいと思います。これまでの優勝者、1960年代のマウリツィオ・ポリーニから2021年のブルース・リウまでがそうであったように、コンクールの感動を永続的なピアニズムの遺産へと昇華させるものです。フレデリック・ショパン研究所との長年の協力関係を新たにできたことも、私たちにとって大きな喜びです。」- クレメンス・トラウトマン博士(ドイツ・グラモフォン社長)

ドイツ・グラモフォンとフレデリック・ショパン研究所の協力は2015年に始まり、第17回コンクールの優勝者チョ・ソンジンのアルバムを即時リリースしたことに端を発する。

そのデビュー録音(リサイタルおよびファイナルの演奏を収録)は母国・韓国のポップ・チャートでも1位を獲得し、彼は2016年1月にドイツ・グラモフォンと専属契約を結んだ。

2021年の第18回大会ではカナダ出身のブルース・リウが優勝し、現在DG専属アーティストとして国際的に活躍している。

ショパン国際ピアノ・コンクールは1927年に創設され、1955年以降は(コロナ禍により1年延期となった第18回を除き)5年ごとに開催されている。

世界国際音楽コンクール連盟の創設メンバーでもあり、その格式と水準は世界の音楽コンクールの指標とされている。

審査員も国際的に著名な音楽家が歴任しており、これまでにヴィルヘルム・バックハウス、アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ、ナディア・ブーランジェ、ヴィトルト・ルトスワフスキ、クシシュトフ・ペンデレツキ、アルトゥール・ルービンシュタイン、カロル・シマノフスキらが名を連ねている。

第19回大会の審査委員長は、アメリカのピアニスト、ギャリック・オールソンが務めた。

@musicman_nusicman