ニック・ケイヴ、AIに対する見解に変化

ニック・ケイヴ(66)が、芸術面におけるAI利用の見解に変化が生まれたことを認めている。「信じがたいほど不快」でクリエイティブな産業に「屈辱的な影響を及ぼす」と警告するなど、長年AIについて批判的な立場をとってきたニックだが、AIを駆使した「トゥーペロ」発売40周年記ビデオを目にして見方が変わったという。
ザ・レッド・ハンド・ファイルズにニックはこう綴る。「AIを芸術的な手段として見る自分の考え方が柔らいだ気がした」「ある程度、考え方が変わった」
1985年にリリースされた「トゥーペロ」の新たなビデオに、映画監督のアンドリュー・ドミニクがAIを使うと知った時は懐疑的だったというニックだが、その完成品について「この曲に対する非常に深遠な解釈であり、魂に響く、感動的で、まったく独自の「トゥーペロ」の語り直し。神話的な要素に満ちていて、偉大なるエルヴィス・プレスリーへの、そして曲そのものへの心温まるオマージュにもなっている」と評価している。
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