若き日の大滝詠一が躍動する、幻のスタジオ・ライブ映像「Fussa45StudioLive1976」とは?
山下達郎・伊藤銀次・大滝詠一という自らコンポーズ&アレンジ&プロデュースを手がけるアーティストが集結し、1976年3月25日に発表されたコラボレーション・アルバムの傑作「NIAGARATRIANGLEVol.1」。今作が来年発売50周年になることを記念して、[50thAnniversaryEdition]として2026年3月21日のナイアガラ・デイにリリースされる。
「NIAGARATRIANGLEVol.150thAnniversaryEdition」は、完全生産限定盤アナログレコード(1枚組)、CDとDVDがセットになった通常盤CD(2枚組)、そして、CD3枚+ブルーレイ1枚+豪華ブックレット+B2サイズ復刻ポスターが同梱された完全限定盤ボックスセットの3種類のパッケージで発売。ボックスセットと通常盤CDには特典映像として、オリジナル盤発売当時に制作されたプロモーション用映像「Fussa45StudioLive1976」が収録されることが決定した。
これはその存在こそ知られていたものの、永年行方知らず状態にあった「ナイアガラCFスペシャル」という作品で、1976年のアルバム「NiagaraTriangleVol.1」のプロモーションの一環として制作されたもの。別名[ナイアガラ・プロモーション・フィルム]と呼ばれ、マニアの間でも幻の映像とされていた。
出演は大滝詠一のほか、伊藤銀次(ギター)、村松邦男(ギター)、駒沢裕城(スティール・ギター)、寺尾次郎(ベース)、上原裕(ドラム)、坂本龍一(キーボード)という豪華なラインナップで、特にYMO結成以前の故・坂本龍一が演奏する姿が確認できる極めて貴重な映像になっている。
1976年2月20日に収録されたのは、ドラム、ベース、ギター、スティール・ギター、そしてピアノであり、それらを除く大滝のボーカルやコーラス、パーカッション、オルガンやアコーディオン、ブラスに関しては後日ダビングし、最終的に大滝自身がミックスを行い、編集されたフィルムに合体させて完成させた。フィルムは単にライブ風景を撮影しただけでは終わらない。ところどころ、曲の歌詞に合わせて別動画のインサートが入っていたりする。なによりも、ナイアガラ・レコード黎明期の福生スタジオでのレコーディング風景が動画撮影され、再生可能な状態で残っていること自体が奇跡的とも言える。
3月21日にリリースされる「NIAGARATRIANGLEVol.1VOX」同梱のブルーレイDiscの音声は5.1chMixで収録されており、長い間未公開とされていた[幻の映像作品]が50年の時を経て、2026年に色鮮やかに蘇ることになった。全ての音楽ファン必見のコンテンツとなっている。
写真
マルシー
THE NIAGARA ENTERPRISES INC.
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