【プレイリスト付】ミセス異曲で3連覇/TXT初登場2位/カトパコ再び3位/オジー氏死去の影響、予想以上に【エアモニ】

2025年7月30日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2025年7月21日~7月27日プランテック調べ)では、Mrs.GREEN APPLE「Carrying Happiness」が1位を獲得した。
東京ディズニーリゾートのイベント【サマー・クールオフat Tokyo Disney Resort】テーマソングに書き下ろされた同曲。7月1日の配信リリースとともに開始されたオンエアは、緩やかに伸びていき同週6月30日~7月6日チャートで94位に初登場。翌週は発売週を迎えたベストアルバム「10」収録曲にオンエアが集まり圏外へとダウンするなか、今週25日に同イベント名を冠したデジタルアルバムが配信リリースを迎えたことで大きく再急伸。調査対象の74.2%のステーションでオンエアを獲得し、圏外から首位へと駆け上がった。
前々週に1位を獲得した「breakfast」(12位→36位)、前週1位の「ダーリン」(1位→153位)に続き、3週連続でチャートを制すこととなったミセス。夏ソングの定番曲「青と夏」(56位→47位)も更なる伸長が確認されており、新旧様々な楽曲で広くラジオオンエアを獲得し続けている。
2位はTOMORROW X TOGETHER「Beautiful Strangers」が初登場した。7月21日リリースのアルバム「The Star Chapter: TOGETHER」からのリードトラックとなる同曲。発売とともにオンエアが開始されると、定期コーナー/番組の帯放送枠を中心に積み上げていき、調査対象の51.6%のステーションでのオンエア獲得に至った。
ほぼFMでのオンエア獲得による上位入りながら、AMでのK-POP専門番組ではリクエストも確認されている。より広範囲でオンエアを獲得することで更なる楽曲波及が期待できそうだ。
3位はカトリエル&パコ・アモロソ「ドゥンバイ」が前週5位から再浮上した。アルゼンチン出身2人組による7月16日リリースのアルバム「パポタ」より、ボーナストラックとなる同曲。FM802、FM FUKUOKA、Love FM、AIR-G’、FM NORTH WAVEなどで月間パワープレイに選出されていることから、引き続き大量オンエアを死守するなか、2週ぶりのTOP3返り咲きとなった。
FM802、FM FUKUOKAでの猛プッシュぶりが際立つものの、当初に比べてオンエア範囲を広げている点。そして同アルバムから「エル・ディア・デル・アミーゴ」(51位→36位)もここに来てオンエアを伸ばしていることから、少しずつながらアーティストの認知度を上げている様子がうかがえる。
故オジー・オズボーン関連4曲イン、ヘヴィメタルに市民権もたらした証に
ヘヴィメタル界を牽引してきた英シンガー、オジー・オズボーン氏が7月22日に亡くなった今週、多くの番組が追悼オンエアを行った結果、関連曲4曲がチャートインする結果となった。
1970年にブラック・サバスでデビューし、1980年にはソロ活動をスタートさせた同氏。そのソロデビューアルバムからの1stシングル「クレイジー・トレイン」は、訃報が伝えられた23日朝からオンエアが急伸。調査対象の58.1%、FMでは7割以上のステーションでオンエアを獲得し、最上位となる32位にチャートインした。
更には、ブラック・サバス時代の代表曲「パラノイド」(50位)や、ソロから「ママ,アイム・カミング・ホーム」(134位)、「月に吠える」(172位)がTOP200圏内に登場した。
多くのパーソナリティが思い思いの選曲で追悼するなか、「グッバイ・トゥ・ロマンス」「ミスター・クロウリー」「ミラクル・マン」「オーディナリー・マン(feat. エルトン・ジョン)」「アイアン・マン」(ブラック・サバス)は特に、チャート圏外ながらも多数のオンエアを集めた。
上述した曲はメタルファンならば誰もが知る楽曲ながら、ラジオオンエアチャートに登場することはほぼほぼ皆無に等しい。アーティストの訃報により関連曲が複数チャートインすることは珍しくないが、その曲数および関連曲のオンエア状況から見て、同氏にはいわゆるメインストリームのアーティストの中でも上位に位置する影響力があったことが分かる。
最期の最期まで伝説を遺して逝ったオジー・オズボーン氏。ヘヴィメタルというニッチな音楽ジャンルに市民権をもたらした存在であったことを、今週のラジオオンエアチャートが物語っている。
RADIO ON AIR DATA(集計期間:2025年7月21日~7月27日)
1.Carrying Happiness / Mrs.GREEN APPLE
2.Beautiful Strangers / TOMORROW X TOGETHER
3.ドゥンバイ / カトリエル&パコ・アモロソ
4.365 / ONE OR EIGHT
5.SERIOUS / Snow Man
6.残酷な夜に輝け / LiSA
7.Blue Jeans / HANA
8.オーディナリー / アレックス・ウォーレン
9.Method / Kroi
10.Hello / Furui Riho
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
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