TikTok、ライブ配信部門で音楽キャンペーンマネージャー募集
TikTok(アメリカ)は、音楽発見プラットフォームとしての価値の拡大を進める中、ライブ配信部門(TikTok LIVE)で音楽キャンペーンマネージャーを求人している(3月5日現在)。
この職種は「TikTok LIVEの音楽クリエイターコミュニティ全体で測定可能な成長を促進する、大規模キャンペーンの戦略を主導」。また、クリエイターマネージャーや大規模な資産を通じて成功したクリエイターの事例を拡大するとともに、障壁の発見、パフォーマンスのベンチマーク、そして「重要な行動変容を促す」ことを目的とした月次ターゲットキャンペーンを実施する。
同社は求める人材として、分析的な厳密さと創造的な実行力のバランスが求められるため、データを解釈し、アイデアを視覚的に具現化できる人が最適だとしている。最低限の応募資格としてキャンペーン管理などでの経験を求める一方、望ましい資格として音楽クリエイターの成長支援や音楽クリエイター・ミュージシャン・レコードレーベルとの実務経験を挙げている。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「TikTok(アメリカ)が音楽クリエイター向けライブ配信の専任マネージャーを募集している。求人票は「大規模キャンペーンの戦略主導」「重要な行動変容を促す」と踏み込んだ表現で、単なる採用告知以上のものを読み取れる。背景にあるのはライブ配信の収益規模だ。TikTok LIVEのギフティング(視聴者が仮想コインを贈る仕組み)による売上は2024年Q4だけで約1,100億円を超えた。音楽系クリエイターは他ジャンルの3.1倍トレンドに乗りやすく、エンゲージメント率も高い。つまりTikTokにとって音楽クリエイターは「バズの起爆剤」であるだけでなく、ライブ配信収益を支える重要な収益源でもある。求人が「レコードレーベルとの実務経験」を望ましい資格に挙げているのも示唆的だ。音楽発見プラットフォームとしての役割から、音楽クリエイターの収益化インフラへ——TikTokはその転換を本格的に組織化し始めた。レーベルはこの動きをどう取り込むか。」ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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