日本コンテンツ海外展開支援のカプセルジャパン、シリーズBで資金調達 累計調達額は10億円超に
日本のアニメ・VTuberコンテンツの海外コマースおよび現地プロモーションを展開するカプセルジャパン及びカプセルジャパングループは、シリーズBラウンドにおいて資金調達を実施した。これにより、累計資金調達額は約10億円となる。
今回のシリーズBラウンドでは、リード投資家として日本政策投資銀行グループのDBJキャピタル、既存株主としてFFGベンチャービジネスパートナーズ、GxPartners LLP、三菱UFJキャピタル、YMFGキャピタル、アルマビアンカ、Taipei Fubon Commercial Bank Co., Ltd.より、第三者割当増資および融資を実行した。
カプセルジャパンは、福岡本社×台北ヘッドクォーターという体制を軸に、台湾・韓国・米国でアニメ・VTuber・ゲームIPのリアルイベント、コラボカフェ、マーチャンダイジング、マーケティングを展開。外国籍社員比率90%超、海外売上比率90%超で、IPの企画から現地クリエイティブ、イベント運営、販売、ファンダム構築まで一気通貫で行っている。現地カルチャーを深く理解する外国籍人材が多数所属し、日本企業の海外展開を強力に支援している。
今回の調達資金は、台湾・韓国・米国での事業拡大に伴う専門人材の採用、海外向け商品の製造・物流・販売体制の整備、コマースのキャッシュサイクルに適した更なるデット調達を行い事業成長を加速するための財務基盤強化に投資する。
カプセルジャパン 代表取締役 埴渕修世氏
今回のシリーズB調達により、「海外のコンテンツビジネスにおけるバリューチェーンの川下」のケイパビリティ強化という、当社が推進するビジョンをさらに確実に推進してまいります。
アジア・欧米では、アニメを中心とした日本コンテンツに対する需要がかつてないほど高まっています。一方で、現地展開には文化理解や運営体制といった専門性が求められ、多くの日本企業にとって大きなハードルとなっています。
CAPSULEは創業以来、海外で事業を展開し、現地の文化を理解した100名以上の外国籍メンバーとともに、企画から運営・販売まで一気通貫で支援する体制を築いてきました。
今回の調達資金は、海外コマース基盤の強化と人材投資に重点的に活用し、より多くの日本コンテンツ企業が海外に進出しやすい環境をつくってまいります。
DBJキャピタル シニア・インベストメント・マネージャー 石井隆宏氏
エンタメ産業の成長を支えるのは、グッズやイベントなど「リアル消費」を生み出す現場の力です。ファンの熱量を価値へと変換する努力こそが、市場を動かしています。
海外展開において重要なのは、単に「知ってもらうこと」ではなく、「価値を届けきる」こと。CAPSULEは現地ファンダムへの深い理解と、確かな企画力・オペレーション力を武器に、日本の魅力あるコンテンツを世界中のファンへ届ける挑戦を前に進めています。私たちはその挑戦を全力で支援して参ります。
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