ヤマハ、ベトナムで幼保園向け音楽教育プログラム提供開始

ヤマハの販売子会社であるヤマハ・ミュージック・ベトナム（YMVN）は、ベトナムのエドテック企業・KIDDIHUB EDUCATION TECHNOLOGY JOINT STOCK COMPANYと業務提携を締結し、幼保園向けに音楽教育プログラム「Yamaha Music Program for Kindergarten」を提供すると発表した。

ベトナムでは義務教育前の音楽教育が限られている一方、保護者の間で「感性や協調性を伸ばす教育を受けさせたい」というニーズが高まっている。YMVNとKiddiHubが実施したアンケートでは、音楽教育導入に「関心がある」と答えた割合が7割に達した。

同プログラムは3～6歳児向けで、子どもたちの「感じる力」「表現する力」「協調する力」の発達をサポートする内容となっている。YMVNはプログラム提供に加え、ヤマハ・ミュージック・スクール認定講師の派遣も行う。本プログラムは、学研ホールディングスの幼児向けSTEAM教育プログラム「Gakken STEAM Program」内の音楽教育プログラムとして提供される。

YMVNは今後3年以内にハノイやホーチミンで200～300園規模への展開を目指している。本プログラムの提供により、ヤマハの音楽教室の認知拡大を推進し、将来的な事業拡大につなげるとしている。