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イレブンラボがMerlinとKobaltとパートナー契約、権利者保護の仕組みを構築した音楽生成AI「Eleven Music」ローンチ

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AIオーディオ研究・製品開発のリーディングカンパニーであるElevenLabs(イレブンラボ)は「Eleven Music」のローンチを発表。このサービスの開始により、企業、クリエイター、アーティスト、そして一般ユーザーは、自然言語のプロンプトからスタジオ品質の音楽を生成できるようになる。

なお「Eleven Music」は、アーティスト、レーベル、パブリッシャー(出版会社)との提携により権利者保護の仕組みを構築した上でローンチしており、イレブンラボが目指すAIオーディオプラットフォームの構築というミッションは、今後さらに拡大していく。

イレブンラボは「Eleven Music」モデルを開発するために、幅広い企業とパートナー連携。今回は世界の大手インディーズレーベルや配信会社と契約を結ぶMerlin社、そして世界最大のインディーズ音楽出版会社であるKobalt社と契約を締結。またこの契約を通して、MerlinとKobaltが代表するアーティストやソングライターは、今後リリースを予定している次期モデル「Eleven Music Pro」の開発に参加できるようになる。

イレブンラボのCEO兼共同創設者 Mati Staniszewski氏

AIオーディオ企業として、音楽分野への進出はごく自然な流れでした。本日こうして「Eleven Music」を発表できることを大変嬉しく思います。私たちは、パートナー企業や個人ユーザーの皆様から音楽モデルを開発して欲しい、という声をたくさんいただいており、多くの方に愛される製品を丁寧に開発してまいりました。音楽におけるAIイノベーション…その計り知れない可能性を、ここに音楽業界のパートナーと協力して実現できたことを大変嬉しく思っております。

イレブンラボジャパン合同会社Japan & Korea ゼネラルマネージャー 田村 元氏

AI×音楽の領域は、国内外でさまざまなプレーヤーが存在しています。特に日本のように、アニメソング・Jポップなど、世界に誇る音楽ジャンルが数多く存在する国では、AIの学習データとなる情報がどこから提供されるか、その学習に利用された音楽の権利者にその対価がきちんと支払われるか、は非常に重要な問題です。私たちは、その権利関係を明確化し、誰の権利の侵害することなく、そして誰もがwin-winの状態でビジネスを展開できる関係を模索してまいりました。このたびの「Eleven Music」で、世界に先駆け新たな領域に挑戦できたことを非常に嬉しく思っています。

Merlin CEO Jeremy Sirota氏

イレブンラボとの提携を、大変嬉しく思います。AIがもたらす機会を最大限に活かしていく上で、私たちのメンバー、そしてアーティスト・音楽という、かけがえのない文化を尊重してくれるパートナーと組むことは、Merlinのミッションそのものでした。

私たちは、これまで多くのAI企業と協議を重ね、パートナーシップを結ぶ相手を慎重に吟味してきました。イレブンラボとの今回の提携は、音楽の権利者が、今後AI企業との新たな関係性を築くことができるということを世界に示すものになるはずです。私たちはイレブンラボとの協力で、AI企業と音楽の権利者の共存・協業のための、責任あるセーフガード(安全策)を共に構築しました。今後、「Eleven Music Pro」のローンチに向けて共に取り組んでいく中で、さらなる発表ができることを楽しみにしています。

Kobalt CEO Laurent Hubert氏

ソングライターやクライアントにとって、AIの”学習”の中で、自身の知的財産権がきちんと保護されることは非常に重要です。その前提に立った上で、イレブンラボからは、彼/彼女らの作品が、AIの学習に使われた場合の収益化の仕組みが提示されました。音楽の権利を持つ人から直接データを調達し、その権利を保護しながらサービスを発展させていくという、大変画期的なパートナーシップ。今回の提携を通じ、イレブンラボが新たな音楽ライセンス提供の先駆者となることを大変嬉しく思います。Kobaltは、イレブンラボとのこの素晴らしい機会に参加を希望するソングライターやパートナーと共に、そして今後の「Eleven Music Pro」の提供に向けて、今後も尽力してまいります。