メタデータのMusixmatch、AI音楽エージェント「ミュージックレンズ」発表
歌詞と音楽メタデータを提供するMusixmatchは11月18日、出版社・レーベル・クリエイター向けAIエージェント「ミュージックレンズ」を発表。制作ワークフローの効率化につながるとしている。2026年第1四半期にリリース予定で、当初は以下4つの主要機能を備える。
・あらゆるクリエイティブ企画書にカタログをマッチングさせ、新たなシンクの機会を開拓
・世界の音楽トレンドを明確で実行可能なインサイトに変換
・リリース可能なビジュアルを数秒で生成
・ロイヤリティー、分配率、DSPパフォーマンスに関する明確な可視性を提供
同社は、このAIツールが倫理的に訓練されている点を強調。各データセットは許可ベースで、同社のデータエコシステム内に安全に保管される。また、このAIツールは訓練データではなく、「派生データ」で駆動(既存データを処理・組み合わせることで新たな情報を創出)する仕組みで、同社の場合、既存データは音楽出版社との一連の提携を通じてアクセス可能な1億点以上の楽曲カタログに由来する。なお、同社は10月、3大メジャーレーベルの出版部門全てとAIライセンス契約を締結した。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「音楽業界のためのAIが登場。Spotifyなどに歌詞の同期や翻訳を提供するMusixMatchが開発した。(1)レーベル向けには、映画ドラマCMへのシンク先の候補をAIで提案し、ピッチ資料もAIで生成(2)世界各地で流行中のトレンドをビジュアル化して戦略立案を支援(3)独立アーティスト向けには、リリース準備に数秒でアートワークやプロモーション画像を自動生成(4)ロイヤリティの分配、スプリット、DSPパフォーマンスのレポートを自動生成し、収益をビジュアル化。記事の通りMusixMatchは既に三大メジャーの音楽出版とAIライセンスを提携済みだ」ポッドキャスト概要:
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