東京商工リサーチ、楽器販売店の売上高「5%成長」維持 2024年売上高は合計783億5,900万円

東京商工リサーチ(TSR)は、TSRが長年蓄積してきた企業情報、倒産情報および公開情報等に基づき、独自の視点に立った分析をまとめて発表しているTSRデータインサイトにて、楽器販売店の売上高「5%成長」を維持、全国の楽器店182社の2024年(1〜12月)売上高は合計783億5,900万円で前年から5.4%増えたと発表した。
東京商工リサーチ(TSR)の企業データベース(約400万社)で、日本標準産業分類「楽器小売店(除く音楽ソフト販売)」を主業種とする企業のうち、2024年(1〜12月)を最新期とし、3期連続で売上高と最終利益が比較できる182社を抽出し、分析。2022年の売上高は合計707億4,800万円だったが、2023年は743億3,800万円(前年比5.0%増)に伸長。さらに、2024年は783億5,900万円(同5.4%増)と「5%成長」を連続して達成。
一方で、最終利益は苦戦し、2024年は18億4,700万円(同2.8%減)と落ち込んだ。ただ価格転嫁も進んだとみられ、赤字企業率は20.3%(2022年24.7%、2023年20.8%)と改善した。
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