Spotify、「キャンペーンキット」活用のケーススタディー公開

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Spotifyは7月30日、Spotify for Artistsで提供しているキャンペーンツール「キャンペーンキット」の活用事例とその実績を紹介する記事を公開した。キャンペーンキットは投じた費用に関係なく、より多くのツールを使用することで、より大きな効果が得られる傾向にあるという。

Spotifyは今回、ジャンルも目標も異なる7組のアーティストとそのチームに、「プレイリスト・ピッチング(公式プレイリストを作るエディター陣へ告知)」「ディスカバリーモード(パーソナライズプレイリストに楽曲をプッシュ)」「マーキー(全画面広告。国内未対応)」「ショーケース(バナー広告。国内未対応)」などをどのように使用したかを聞いた。

ポップからNERIAHとJillian Rossiが、ヒップホップはMoney Man、ラテンはJay WheelerとLuis R、レゲエはKhalia、EDMはWilliam Blackの事例が紹介されている。

同社の調査によると、新譜のプロモーションでマーキーのみを使った場合、新規アクティブリスナーの伸びが平均して8倍だったのに対し、マーキーとショーケースを組み合わせると40倍に膨らんだ。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「Spotifyがキャンペーンキットの活用事例を様々なアーティストで紹介。Spotifyにて新譜のプロモーションでマーキー(全画面広告)を使うだけでリスナーが8倍、ショーケース(バナー広告)も使うと40倍に増えている」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。