ワーナー・ミュージック、韓国マネジメント会社メインストリームと提携 イ・ヨンジら所属
ワーナー・ミュージック・グループ(WMG)は3月3日、韓国のマネジメント会社メインストリームとの新たな音楽パートナーシップ契約を発表した。同社には、イ・ヨンジやKik5oらが所属。同契約に基づく初の共同制作リリースは、イ・ヨンジの最新シングル「Robot」となる。
WMGはメインストリームおよび所属アーティストと緊密に連携し、タレント育成、音楽制作、プロモーションにおいて協力し、アーティストのグローバルなキャリア拡大を支援する。
WMGは国際的なネットワークを活用し、メインストリーム所属アーティストが世界中のより多くのファンに届くよう支援する体制を整備。韓国法人がこの協業において重要な役割を担い、こうした提携関係の構築とグローバル市場におけるアーティストの認知度向上への取り組みを強化する。
ワーナー・ミュージックAPAC(アジア太平洋地域)のローファイ・ロー社長は「この提携は、ローカルな才能を育成し、彼らの物語を世界の舞台で広めるというわれわれの取り組みを象徴している」と述べた。
WMGはイ・ヨンジについて、韓国のポップスとラップのジャンルで「顕著な影響力」を持つとともに、「メディアパーソナリティーとしての文化的影響力」も有していると指摘した。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
BTS以降、世界の音楽業界は「K-POPのグローバル化」をひとつの勝ち筋として定着させてきた。だが今回WMGがMAINSTREAM社と提携し、全世界配信の布石を打ったのはアイドルではなく、ラップサバイバル2冠のソロラッパー、イ・ヨンジだ。提携第1弾シングル「Robot」はその号砲でもある。韓国語ラップのグローバル展開は、K-POPとはまったく異なる文脈を持つ。BTSはダンスと映像美と多言語戦略で世界を攻めたが、ラップは言語の壁が厚い。それでもWMGが動いたのは、イ・ヨンジのYouTube「No Prepare」が日本・東南アジア・欧米でバイラルを起こし始めているからだ。ソウル・東京・ロンドン・パリを巡る2026年ワールドツアーは、その仮説を実証する実験でもある。韓国語ラップが欧州のアリーナを満員にする日が来るかどうか——WMGとメインストリームの賭けの答えは、年内に出る。ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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