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令和に生まれた冬ソング5選ーーマカロニえんぴつやiriのスキーCMソング、Rin音のバイラルヒット曲などをピックアップ

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重たいコートに肩が凝るようになって、季節はすっかり冬。ウインタースポーツの予定を立てたり、クリスマスマーケットに足を運んだりも良いけれど、今年聴いたアルバムや参加したライブを振り返るのも欠かせないはず。ということで、ここでは令和に産声を上げた5つの冬ソングをピックアップ。この冬もフェスのステージやライブハウス、ホールで音楽を奏でているアーティストばかりなので、暖かな部屋を飛び出して音の鳴る場所へ向かってみては。

マカロニえんぴつ「メレンゲ」

マカロニえんぴつ

マカロニえんぴつ

「JR SKISKI」2020-2021キャンペーンテーマソングとして書き下ろされた、バンドにとって初となるウィンターソング。この曲のカギを握るのは、ストリングスとはっとり(Vo.Gt)の歌声だけで広大な銀世界に吸い込まれていく1サビの頭を経て綴られる<また僕を好きになりたい 生まれ変わったりする以外で>の1節だろう。

ここには、当時インディーズ2ndアルバム『hope』からメジャー1stアルバム『ハッピーエンドへの期待は』へ歩みを進めていた彼らが、「幸福な明日をいかにして夢想し、手繰り寄せてみせるのか」という命題と対峙した足跡がスタンプされている。我儘でなかなか優しくなんてなれない卑しさを雪へと預け、どこか清々しく洗濯された心。まずは自分と対峙した上で、<まだ君のこと想う冬>と他者を想うところに、4人の体温が宿っている。

iri「hug」

iri

iri

我々は降り積もる雪で真っ新になった風景を何かの始まりに例えてみるわけだが、まだ何にも染まっていないように見えるその景色は過去の堆積の上に屹立している。iriが「JR SKISKI」2023-2024キャンペーンに添えた同曲は、そうした次第に見えなくなってしまう記憶を<逆さまになったまんま 置き忘れてしまった 僕らの日々よ>と取り出し、埃を払って本棚にしまい直していく。

4音を基軸にリフレインされる冒頭のキーボードや隙間を縫って入り込むゴスペル的なコーラスワーク、滑らかなファルセットを用いながら一語を噛み締めるiriの歌唱。ほのかな緊張感と深い願いを携えたアンサンブルが、次なる季節の到来と継ぎ足されていく日々への歓びを滲ませる至極のピアノバラードだ。

Rin音「snow jam」

Rin音

Rin音

2020年2月に配信リリースされ、同年12月にストリーミング累計1億回再生を達成するなどRin音の名を世に轟かせるキッカケとなったナンバー。リリースインタビューにて彼はsnow jamというワードが交通渋滞を意味するtraffic jamに似ていると口にした上で、「雪と思いが積もっていく様子を表現したかった」という旨を語っているが、その言葉通り、この曲には溢れんばかりのラブが閉じ込められている。

中~低音域のまろやかな響きが特徴的な歌唱によって描写されていくのは、こたつで暖をとり、寒さに肩をすくめながら光る街を歩くワンシーンだけではない。<今日は上手くトーストも焼けたしさ><Good night, sleepy おやすみの言葉を 考えてはただ夢を見て>と、朝から晩まで傍にいられる素朴な日常の尊さを光らせている。

空音「cocoa」

空音

空音

約2年ぶりとなるアルバム『WINGS』を9月にドロップした空音が、18歳でスマッシュヒットを記録した「Hug」に続いてkojikojiとコラボを果たした1曲だ。ふわりとしたkojikojiの歌唱とタフな空音の歌、夜の冷たさを孕んだメロウなトラックによって会話が展開されていく中、落とされる<この部屋に朝は来るかな(来ないね)>の1行は衝撃的。

<もし朝が来れば きっとGood day>と記されていることを考えれば、2人で過ごす最良の日々はもう取り戻せないと決まり切っているのであり、そこには一縷の希望もないのだろう。ざわめきに満ちた街と、ココアも沈殿してしまうほどにどんよりとした部屋。その対比を通じて、壊れてしまった関係が生々しく、しかし軽やかな筆致で映し出されている。

もさを。「冬のプレゼント」

もさを。

もさを。

心臓がうるさい。動悸で視界が揺れて、ろくに目も見れやしない。11月に新たなウィンターラブソング「スノードーム」を投下したもさを。が、1stアルバム『こいのうた』に収めたこの曲は、カイロを握りしめ、いざ告白する瞬間を切り取った作品だ。とびきりのお洒落で覚悟を決め、臨んだデートを綴りつつ、戸惑いと高揚をミックスした歌唱で<今時よ止まれ ああ目と目が合ってどうしよう>と歌い上げて突入する間奏。

ストリングスとアコースティックギターが壮大に響くそれは、口を開くまでの永遠にも感じられる一瞬を体現しているよう。2人が結ばれた先のアウトロを彩るラララのメロディーからは、あまりの嬉しさに繋いだ手を振り回している様子も浮かぶ。

ここまで令和に生まれた冬ソングを5曲紹介してきた。iriともさを。はそれぞれ、1月に東京と大阪でワンランライブを開催。マカロニえんぴつは大阪で行われる年末のロック大忘年会『FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025』ほか多数冬フェスに、Rin音は神戸と横浜でのROOFTOP Live Event『Meeting』、空音は大阪での『TAKEM PRESENTS F4FM OSAKA』への出演が決まっている。もし気になるアーティストができたならHPや各種SNSをチェックしてみよう。

文=横堀つばさ

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「Musicman大学」は世界の音楽業界の最新トピックスを解説。講師は『音楽が未来を連れてくる』の著者、Musicman編集長・榎本幹朗。「Talk&Songs」は月間500組ものアーティストニュースを担当するKentaが選ぶ、今聴くべき楽曲と業界人必聴のバズった曲を解説。

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