角野隼斗が読売日本交響楽団を弾き振りした、ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」が、2025年10月31日(金)YouTubeチャンネル「こどものためのクラシック」にて公開となった。
5月に総来場者33,000人、世界最大規模のこどものためのクラシック音楽フェスとして大好評で終わった『こども音楽フェスティバル 2025』。YouTubeチャンネル「こどものためのクラシック」では、9月4日クラシックの日から、同イベントで好評だった演奏が隔週で公開されており、今回の動画はその第5弾として公開されるもの。角野自身がプログラミングした公演『Piano+(ピアノ・プラス)』の中で、ピアノ・ソロやピアノと管楽器のための五重奏曲などピアノとさまざまな楽器との共演を聴かせた最後に、フル・オーケストラを自身の指揮とピアノで繰り広げた、渾身の演奏となっている。
角野は本年ドイツのシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭でバーンスタイン賞を受賞し、音楽祭ディレクターのクーント氏から「クラシック音楽の優れた解釈力とジャズに必要な自由な奏法を持っており、異なる音楽ジャンルの垣根を取り払った」と評された。本動画は、そんなピアノ・スタイルで活躍する角野隼斗に相応しい曲と表現を楽しめるものとなっている。他では見ることができない、貴重なこの映像を是非「こどものためのクラシック」チャンネルでチェックしてほしい。
YouTubeチャンネル「こどものためのクラシック」では、このほかにも、角野隼斗(ピアノ)と荒木奏美(オーボエ)と辻彩奈(ヴァイオリン)の3人によるエルガーの「愛の挨拶」や石井琢磨とBudoのピアノ・デュオによるモーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ」から第1楽章、そして多久潤一朗のフルートとちくわ?!などの管(くだ?)楽器演奏によるハチャトゥリアンの「剣の舞」などが公開中。いずれも何万回も再生される人気動画となっている。
なお、『こども音楽フェスティバル 2025』内でも行われた人気シリーズ、0才から入場可能なクラシック・コンサート『Concert for KIDS』シリーズは、現在、新企画『Concert for KIDS~ そらくんといっしょ!~』として公演中。生まれて初めてのコンサート・デビューには質の高い演奏を、というシリーズのコンセプトはそのままに、小さな子どもから大人まで、だれもが楽しめるエンタメ性を盛り込んだコンサートとして、テノール歌手 鳥尾匠海とピアニスト 新井瑛久、そしてオリジナル・キャラクター「そらくん」が出演している。次回、11月26日(水)に豊洲シビックセンターホール(5F)にて行われる豊洲公演には、フルート奏者 多多久潤一朗も参加して、親子で楽しめる企画盛りだくさんで開催される。
文:神山薫

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