Netflixドキュメンタリー「ショーン・コムズ:裁きの時」、わずか6日間で2,180万回再生を記録
性犯罪で有罪となったラッパーで音楽プロデューサーの「ディディ」ことショーン・コムズのその半生とキャリアを検証するNetflix発のドキュメンタリー「ショーン・コムズ:裁きの時」が、配信開始からわずか6日間で驚異的な2,180万回再生を記録。同週(12月1〜7日)の視聴回数ランキングでは「ストレンジャー・シングス」新シーズンに次ぐ2位となった。米エンターテインメント業界誌バラエティー(Variety)などが12月9日伝えた。
この作品は公開前から大きな話題を呼んでおり、Netflixはわずか1週間前に公開日を発表。また、コムズはNetflixと、長年のライバルで同シリーズのエグゼクティブプロデューサーであるカーティス・“50セント”・ジャクソンが盗用映像を使用したと主張する停止通告書を送付した。
Netflixと制作陣、50セントは映像は合法的に入手したものだと主張。50セントはコムズの家族や元恋人と連絡を取っていたことを明かした。コムズと弁護団は「Netflixのいわゆる『ドキュメンタリー』は恥ずべき中傷作品だ」と批判している。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「Hip-Hopの巨頭ショーン・コムス(Diddy)は現在服役中だが、彼の栄光と転落を描いたNetflixのドキュメンタリーが配信開始6日で2,180万再生。同週ランキングでは「ストレンジャー・シングス」を抜く勢いを見せている。本作品をプロデュースしたのが50 cent。幼少時から悲惨な人生を送り、犯罪から立ち直ってHip-Hopのスターダムに上がった後、TVプロデューサーとしても成功。さらにコムスと長年の確執があった。そんな彼だからこそ描ける、ただの断罪ではない内容が視聴者に響いたのではないかと思う。コムスのSpotifyでの総再生数は55億に迫る。1位の「I’ll be missing you」は7.5億再生、Policeの「Every Breath You Take」がベースになった曲。Spotifyから削除された曲はない模様」ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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