第一興商、25年4月~9月期は4%減益
第一興商は、2026年3月期第2四半期(中間期)の連結業績(2025年4月1日~9月30日)を発表した。
売上高は中間期における過去最高となる802億7,600万円(前年同期比8.0%増)。利益面においては、DAMの新フラッグシップモデル発売に関連して機器の入替え費用や、プロモーション費用などの販管費が増加した影響などにより、営業利益は84億3,000万円(同6.3%減)、経常利益は86億600万円(同4.3%減)となり、親会社株主に帰属する中間純利益は、前年同期にあった固定資産売却益が剥落したことなどにより、61億1,700万円(同36.3%減)となった。
業務用カラオケ事業は、成長市場であるエルダー市場を中心として全体として緩やかに改善が進み、当中間期末のDAM稼働台数は前年同期比1%増となった。4月には、5年半ぶりとなるDAMの新たなフラッグシップモデル「LIVE DAM WAO!(ライブダムワオ)」を発売。以上の結果、新商品発売の影響により、卸売を中心とした商品販売売上が増加したことなどにより、売上高は前年同期比9.3%の増収となった。利益面においては、営業資産の買取りにより一時的な費用が発生したほか、賃貸機器の入替え費用及び販管費が増加した影響などにより、営業利益は前年同期比3.8%の減益となった。
カラオケ・飲食店舗事業は、カラオケ6店舗、飲食9店舗の出店及びカラオケ4店舗、飲食6店舗の閉店を行ったことにより、当中間期末の店舗数はカラオケ505店舗、飲食162店舗となった。店舗の集客は堅調に推移し、当中間期の既存店売上高はカラオケ店舗で前年同期比4%増、飲食店舗で同1%増となった。また、ダーツ業態「REGALO」3店舗を出店するなど、幅広く集客の獲得を推進した。以上の結果、売上高は既存店における増収に加え、前期に出店した飲食店舗による増収などの影響により、前年同期比5.8%の増収となった。利益面においては、カラオケ店舗における新機種導入コストが増加した影響などにより、営業利益は前年同期比5.0%の減益となった。
音楽ソフト事業は、売上高が前年同期比5.2%の減収となり、営業利益は前年同期比41.6%の減益となった。
その他事業は、新たな収益の柱とするべく「ザ・パーク」ブランドで展開するパーキング事業の業容拡大が進展し、当中間期末時点で約4,200施設、48,000車室となった。また、「スターデジオAir」等で展開するBGM事業や、家庭用カラオケサービス「カラオケ@DAM」についても堅調に推移した。以上の結果、売上高はパーキング事業収入が増加したことなどにより前年同期比15.8%の増収となり、営業利益は前年同期比25.1%の増益となった。
通期の業績予想については、8月7日に公表したものを据え置いた。
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