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YouTube、テレビ視聴体験の最適化へ新機能 動画の自動高解像度化・ショッピング機能など

ビジネス 海外

YouTubeは、テレビ画面での視聴体験を向上させる新機能を複数発表した。テレビで視聴するユーザーの数がモバイルを上回った(米国)ことなどを背景に、テレビでの視聴体験の最適化を進めている。

同社は今回、1080p未満でアップロードされた低解像度動画をAI技術で自動的にHD解像度にアップスケールする機能を導入。近い将来には4Kにも対応する計画だ。クリエイターと視聴者の双方がこの機能を無効化できる。YouTubeは先に、同意なく動画に補正を適用していたことで、クリエイターから苦情が寄せられていた。

併せて、4K画像に対応するため、動画サムネイルのファイル制限を2MBから50MBに拡大。一部のクリエイターを対象に、大容量動画のアップロードもテスト中だ。ショッピング商品タグが付いた動画では、視聴者がテレビに表示されたQRコードをスマートフォンでスキャンするだけで、商品ページを開けるようになった。クリエイターが動画内の特定のタイミングに商品をフィーチャーする機能も試験している。

このほか、お気に入りのYouTubeチャンネルを簡単に閲覧できる没入型ホームページプレビューや、視聴者がクリエイターのチャンネルページから検索する際のコンテキスト検索の改善なども行われた。

(文:坂本 泉)

榎本編集長

「アメリカのYouTubeで地殻変動が起きつつある。今回、発表されたYouTubeのテレビ視聴の改善(AIでアップスケール、QRコード表示)は(1)アメリカでYouTubeをテレビで見るユーザー数がスマホを超えたこと、(2)YouTubeのショートの広告売上が長尺を超えたこと(視聴時間あたり)を反映したもの。テレビで快適にYouTubeを視聴できるように、低解像度の動画をAIでHD品質に自動的にアップスケールされるようになった。商品のQRコードを動画で表示するのは現在の規約でもできないこともないが、大画面テレビで無理のないサイズで自動的に表示されたり、YouTubeの解析ツールでQRコードのコンヴァージョン率などをチェックできるようになる。テレビで音楽ビデオを視るYouTubeユーザーがチケット、アーティストグッズを購入することもできるようになりそうだ。ライブコマース市場は、本場中国では100兆円規模に達している一方、テレビ大国のアメリカですらその10分の1ほどしかない。広告収益やサブスク収益に続くブルーオーシャンとして期待できる。合わせて、YouTubeはAIが楽曲やアーティストの解説をしながら音楽ビデオを紹介していく新機能をアメリカで実験中だ。音楽プロモーションではTikTokに押され気味のYouTubeだが、ショートの充実の他に、長尺の方の強化も着々と進めている」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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