ParadeAll、スウェーデン「Chapter Two」音楽カタログ価値算定テクノロジーを日本で提供開始

エンターテックコンサルティング会社のParadeAllは、同社がアドバイザーを務めるスウェーデンのスタートアップChapter Twoが開発した音楽著作権の価値算定技術を日本市場に導入すると発表した。
Chapter Twoの算定テクノロジーは、ストリーミング収益データ、著作権料の実績、アーティストの成長性などを多角的に分析し、透明性と信頼性の高い評価を可能にする。音楽業界の複雑かつ混乱しがちなロイヤリティ報告を、標準化された信頼性の高いデータへと変換することで、権利者や投資家が音楽ライツをより明確に理解・分析・取引できるようにしている。
同社の技術はすでに複数の大型案件で活用されており、グラミー賞受賞プロデューサーRodney “Darkchild” JerkinsによるHarbourViewとの音楽ライツ取引や、BLACKPINKのヒットメーカーBekuh Boomによるパブリッシングカタログ売却(韓国のBeyond Musicが33曲のカタログを取得)などの実績がある。
Chapter Twoは金融機関・投資家向け、およびライツオーナー/音楽出版社/レコード会社向けにサービスを展開しており、日本ではまず音楽ライツ取引に関わる音楽会社および金融機関に向けて提供される予定だ。
ParadeAllは、Chapter Twoの日本市場における展開を戦略的にサポートし、ライツオーナーと金融機関の双方にとって実効性のある導入支援を行う。これにより、グローバル基準の音楽カタログ評価手法を日本市場に定着させ、音楽IPの流動性と金融的価値の最大化に貢献するとしている。
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