VTuber事務所WACTOR、契約違反者への訴訟4件で勝訴 損害賠償額は1,000万円超

VTuber事務所として2018年に創業し、累計フォロワー数200万人、視聴回数6,000万回の実績を持つWACTORは、過去に所属していた4名の重大な契約違反者に対して提起した国内外の損害賠償請求訴訟において、4件すべてで勝訴した。裁判所は違反者にWACTORへの損害賠償支払いを命じる判決を下し、損害賠償金は合計1,000万円を超えた。
4件の被告はそれぞれ、日本国内の男性ライバー1名、日本国内の女性ライバー1名、スペインの女性ライバー1名、パラグアイの女性ライバー1名となっている。日本国内の女性ライバーによる虚偽のセクハラ被害主張は認められず、同社が勝訴した。海外の訴訟については現地弁護士事務所を代理人とし、スペイン語による裁判対応を経て勝訴している。
なお、パラグアイでの裁判では、最初の代理人弁護士事務所が被告を擁護する過激派のファンからの殺害脅迫を受けて辞退したものの、後任の弁護士事務所により勝訴判決に至った。
同社はこれらの判決を判例として、同様の契約違反者に対する追加訴訟の準備を進めていると発表している。またWACTORは契約違反者による風評被害を受けてきたが、取引先企業や現在活動している所属VTuberらの理解と協力により事業を継続・成長させることができたとしている。
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