TWIN PLANETとSBIホールディングスが資本業務提携、ネオメディア事業におけるタレント・IPマーケティングの領域で協業

TWIN PLANETは7月18日、SBIホールディングスと資本業務提携に向けた基本合意書を締結したと発表した。ネオメディア事業におけるタレント・IPマーケティングの領域で協業を目指す。
ツインプラネットは「世の中に、次の空気を。」をミッションとし、IPを軸に、エンターテインメント分野において幅広い事業を展開する“IPプロダクション”。「新しい学校のリーダーズ」(共同マネジメント)、HKT48・IZ*ONE出身の矢吹奈子、鈴木奈々、杉浦太陽らが所属。累計25万人以上が来場した「たべっ子どうぶつLAND」の企画・運営や、人気ドーナツ店「I’m donut?」の海外1号店をニューヨーク・タイムズスクエアに出店するなど、幅広い事業を展開している。
SBIグループは5,442万を超える顧客基盤と国内最高峰の金融データを有し、銀行・証券・保険・資産運用から暗号資産まで横断したサービスを提供。グループ内にメディア・マーケティング関連事業を統括するSBIネオメディアホールディングスを設立し、「プラットフォーム×IP・タレント×先端技術×制作機能」を掛け合わせたネオメディア生態系の構築を目指している。
業務提携の内容は6つの柱で構成。第1に、SBIグループの顧客基盤を活用した共同マーケティングでは、金融リテラシー向上を目的としたエンターテインメントコンテンツ(ドラマ、アニメ、漫画など)を共同制作し、投資や資産形成といったテーマをIPの力で分かりやすく伝える。
第2に、次世代IP・タレントの共同発掘および育成事業では、両社が共同でオーディションやコンテスト等を企画・実施し、世界に通用するポテンシャルを持つ新たなIPやタレントを発掘。SBIグループの投融資機能とTWIN PLANETのプロデュース機能を活用した体系的な育成プログラムを構築する。
第3に、先端技術を活用した新規デジタルコンテンツの共同開発では、NFTやトークン発行による資金調達、アルバムやコンサートなどを対象としたSTO(セキュリティ・トークン・オファリング)やIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)の組成を支援。ファンがIPの成長を直接支援できる仕組みを通じて、クリエイターの活動を多角的にサポートする経済圏を創出する。
第4に、金融とエンターテインメントを融合した地方創生事業では、SBIグループが推進する「第4のメガバンク構想」において、TWIN PLANETの「ヒト・コト・モノ」をIP化するノウハウを活用。日本各地の隠れた魅力(伝統工芸、特産品、観光資源など)をIPとしてプロデュースし、地域金融機関のネットワークを通じて地元企業と共に商品開発やプロモーションを展開する。
第5に、SBIグループが設立を計画している1,000億円規模のコンテンツファンドに対し、TWIN PLANETが企画力やクリエイティブ力を提供し、投資先企業やコンテンツの価値を最大化させるためのハンズオン支援を実行する。
第6に、SBIのグローバルネットワークを活用したタレントやIPの海外展開支援では、アジアや中東などの海外拠点および提携現地企業とのネットワークを最大限に活用。現地マーケット情報の提供、海外企業とのマッチング、現地でのイベント開催などを協力して行い、日本のコンテンツを世界市場へ効果的に展開するための包括的なサポート体制を構築する。
両社の強みを掛け合わせることで、タレント・IPマーケティング領域でのシナジー創出と、双方の企業価値向上を目指す。
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