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Spotify、ポッドキャスト部門で人員整理 ビデオポッドキャスト推進で

ビジネス 海外

Spotifyは6月3日、ポッドキャスト部門で15人を削減した。ほぼ同数の雇用をビデオポッドキャスト事業に追加する見通し。米エンターテインメント業界誌バラエティー(Variety)などが伝えた。 

影響を受けたのはThe RingerとSpotify Studiosの従業員で、2事業全体の5%に当たる。キャンセルとなるポッドキャスト番組はないという。 

同社の広報担当者は「弊社は人事異動についてコメントしない」と述べた。 

The Ringerは2020年に、ポッドキャスト部門の強化の一環として、約2億5,000万ドル(約363億8,000万円)で買収されていた。 

Spotifyは2023年、ポッドキャスト事業の「戦略的再編成」で約200人を整理。2023年後半から2024年初めにかけて、全世界の従業員の17%に相当する約1,500人を解雇していた。 

(文:坂本 泉)  

榎本編集長「Spotifyがポッドキャスト部門で15人を減らし、ビデオポッドキャスト(Vodcast)部門でほぼ同数の人員を補強した。オーディオ・コンテンツ消費で音楽が占める割合は年々、減少しておりそれは日本も例外でないが、例えばアメリカでは音楽以外が占める割合は2014年に 13~34歳11%、35~54歳22%だったのが2024年には 133423%、355428%と特に若年層で急増している。何度も書いているがYouTubeによくあるVodcast(目を切っても音声のみで楽しめる動画)が主流になってからポッドキャストはメジャー化しつつあり、YouTubeがポッドキャストを抑えつつあり、Spotifyはこちらにリソースを集中して対抗しようとしている 

 

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。