Spotify、Z世代のトレンド調査レポートを公開

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Spotifyは、Z世代の動向と彼らの音楽との関係を掘り下げたレポートを公表した。 

それによると、Z世代の7割超は、ソーシャルメディアが孤立感を助長する中、Spotifyでの音楽・ポッドキャストのシェアが「ドゥーム・スクローリング(インターネットで悲観的なニュースを追ってしまうこと)に対する解毒剤」になっていると回答。今年に入ってから作成されたコラボプレイリストの52%を、過去2年間に制作・共有されたブレンドプレイリスト(招待したユーザー全ての好みや聴取傾向を反映したプレイリスト)の60%をZ世代がそれぞれ占めたと説明した。 

Z世代のリスナーはまた、「first(初めての)」という単語がタイトルに含まれるプレイリスト(first kiss、first date、first breakupなど)を好む傾向があり、再生する音楽の中で最も人気のあるムードは「iykyk(分かる人には分かる)」だと述べた。 

さらに、Z世代はAI機能の「パワーユーザー」だと指摘。AI DJAIがユーザーの音楽の好みを分析して専用ラジオステーションをかけてくれる機能)の聴取は前年から34%伸び、パーソナライズされたプレイリストの再生回数は63%増えたという。 

(文:坂本 泉)  

榎本編集長「SpotifyからZ世代と音楽のレポート。「first」という言葉が入ったタイトルのプレイリストを好む。おそらく「はじめてのMr. Children」とかそういうやつ。AI DJの使用率はやはり高い。というか検索エンジンと同じで、AIと意識しないで使っていると思われる。「iykyk(分かる人には分かる)」というムードが人気、これは知らなかった。」 

 

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。