ユニバーサル ミュージック、メタと音楽ライセンス契約拡大
ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)は8月12日、メタ・プラットフォームズと音楽ライセンス契約を拡大したと発表した。これにより、ユーザーは著作権を侵害することなく、メタの全ての主要プラットフォームでUMGの音楽ライブラリの楽曲を共有できるようになった。
従来のFacebook、Instagram、Horizon、Threadsのほか、今回から新たにWhatsAppが対象に加わった。UMGは今回の契約について「UMGのアーティストと作家に新たな機会を創出するもの」だと述べている。
両社はまた、新たなパートナーシップの一環として、とりわけアーティストや作家に影響を与える可能性のある、無許可のAI生成コンテンツに対処するために協力し続けるという。
UMGは2017年、大手音楽会社として初めて、メタ(当時はFacebook)とライセンス契約を締結した。
なお、UMGは7月、メタとプレミアム・ミュージックビデオのストリーミング配信を巡る提携を解消したと発表。Facebookのユーザー層には、他の音楽製品と比べて人気が低かったためと説明している。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「ユニバーサルミュージックがFacebookやInstagramを運営するメタ社と音楽ライセンス契約を拡大。7月にメタ社との契約を縮小していたのでTikTokの時のような事態を心配するきらいもあったが、Facebookユーザーには音楽ビデオのシェアがあまり人気が無かったためそこを縮小しただけだったようだ」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。