毎日新聞社とカルチュア・エンタテインメント、資本業務提携を締結

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左から:毎日新聞社 代表取締役社長執行役員 松木 健氏、カルチュア・エンタテインメント 代表取締役 社長執行役員 中西 一雄氏

カルチュア・エンタテインメントと毎日新聞社は、毎日新聞社がカルチュア・エンタテインメントに出資し戦略的パートナーシップを築くことに合意し、2月28日付で資本業務提携契約を締結したことを発表した。

カルチュア・エンタテインメントは、映像・音楽・出版・グッズ等のエンタテインメントコンテンツの企画・制作を担う事業会社。2022年3月には、共同幹事として企画製作した「ドライブ・マイ・カー」が第94回アカデミー賞 国際長編映画賞を受賞するなど、エンタテインメントコンテンツ領域で多くの実績を持つ。また、徳間書店や主婦の友社などグループを構成する事業会社においても、書籍やコミックの出版、メディア事業、人気IPのグッズ化、音楽フェスの企画運営など、人々の生活に寄り添うエンタテインメントを提供しながら、メディアミックスを推進するとともに、コンテンツやメディアのデジタル化など、時代や消費行動の変化に即したコンテンツの開発を加速させている。

毎日新聞社は、日刊新聞の発行やデジタルメディア事業を展開するほか、雑誌・書籍の発行、スポーツや芸術・文化事業の企画運営等の事業を行っている。最も歴史がある日刊紙として2022年に創刊150年を迎えたのを機に、「個を見つめ、世の中に伝え、社会をつなぐコミュニケーター・カンパニーへ」との2030年ビジョンを掲げ、毎日ジャーナリズムが培ってきた信頼を土台に人々や社会の課題に対してソリューションを提供する企業を目指している。

これまでも、カルチュア・エンタテインメントが毎日映画コンクールを特別後援してきたほか、同社が幹事社を務める映画製作委員会に毎日新聞社が参加するなど、主に映画分野で両社は良好な関係を築いてきた。今回の資本業務提携により、確かな取材力と伝統に裏付けられた毎日新聞社の情報発信力、イベント企画力と、エンタテインメント分野に強いカルチュア・エンタテインメントのブランディング、企画・制作力が結び付くことで、新たな社会的価値の創造と両社の持続的成長につなげていくとのこと。

毎日新聞社 代表取締役社長執行役員 松木 健氏コメント

エンタテインメント分野で人々の生活に寄り添い、多くの実績を上げてこられたカルチュア・エンタテインメント社と、このような形で新たな協業のステージに踏み出せることを嬉しく思っています。毎日新聞社がジャーナリズムの分野で培ってきた事実と信頼に基づくネットワークに新たな知見が加わることで、社会や読者の皆さまに一層多彩な価値を提供していきたいと思います。

カルチュア・エンタテインメント 代表取締役 社長執行役員 中西 一雄氏コメント

創刊150年を越える最も歴史ある日刊紙を発行されている毎日新聞社とこのようなパートナーシップを築けることを大変嬉しく思います。社会が刻々と変化していく中、これからのメディアの在り方や消費者への提供価値を共に考えながら、新たな価値創造に取り組んでいきたいと思います。

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