エムアップHD、23年4月~6月期は大幅な増収増益

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エムアップホールディングス

エムアップホールディングスは8月14日、2024年3月期第1四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年6月30日)を発表した。

当第1四半期連結累計期間における売上高43億9,300万円(前年同四半期比13.8%増)、営業利益7億8,300万円(同29.2%増)、経常利益は7億8,600万円(同29.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億3,000万円(同35.7%増)となった。

コンテンツ事業に係るファンクラブ・ファンサイト事業等の売上高は32億8,300万円(前年同四半期比16.4%増)、コンテンツ事業に係るEC事業の売上高は3億9,500万円(同19.3%増)。以上より、コンテンツ事業全体の売上高は36億7,900万円(同16.7%増)、セグメント利益は7億4,500万円(同29.4%増)となった。

電子チケット事業の売上高は7億400万円(前年同四半期比0.3%減)、セグメント利益は2億1,100万円(同13.8%増)となった。

上記3つのセグメントに属さない、主にキャラクターグッズやアパレル、出版、プロダクション業務などが含まれるその他事業の売上高は900万円(前年同四半期比299.6%増)、セグメント損失は1,000万円(前年同四半期は1,200万円のセグメント損失)となった。

2024年3月期の見通しは、売上高175億円(前年同期比9.8%増)、営業利益25億円(前年同期比20.5%増)、経常利益25億円(前年同期比20.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益15億円(前年同期比37.2%増)を見込んでいる。

当第1四半期連結累計期間については、ライブ、コンサートの着実な回復のもと、想定通りに会員数の獲得が進み、また電子チケットの取り扱いも好調に推移したことで、通期業績見通しに対して、売上高が25.1%、営業利益が31.3%の進捗であり、対前年同四半期でも、売上高が13.8%増、営業利益が28.2%増と計画以上の増加率となっている。

同社は、今後についてもこのトレンドが継続するものと想定しており、加えて会員規模の大きいファンクラブの開設等も発表の予定で、業容のさらなる拡大も見込む。

さらに、韓国ファンプラットフォーム企業との合弁会社による新規サービス「DearU bubble日本版」の開始や、中国でのファンクラブ展開も始まることから、これら今回発表の業績見通しには含まれない新規事業からの収益貢献が、今期の下期から加算されることが見込まれ、2024年3月期の業績予想については、今後、精査の上見直していく方針であると伝えている。

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