エムアップ、22年4月〜6月期は経常利益76%増

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エムアップホールディングス

エムアップホールディングスは8月12日、2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日〜2022年6月30日)を発表した。

当第1四半期連結累計期間における売上高38億6,100万円(前年同期比25.5%増)、営業利益6億500万円(同66.6%増)、経常利益は6億800万円(同76.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億1,700万円(同60.7%増)となった。

コンテンツ事業について、ファンクラブ・ファンサイト事業等では、会員数が引き続き回復、増加基調にあり、新たなアーティストの獲得と新規サイトの開設も順調に進んだことから、会員数は堅調に増加した。ファンクラブ・ファンサイト事業等の売上高は28億2,100万円(前年同期比20.4%増)となった。EC事業では、徐々にライブやコンサートが再開されるに伴い、商品の取扱高も増加しており販売は好調に推移したことや、コロナ禍以後の新たなコンサートグッズの販売方法としてコンサート会場での電子決済や事前販売・会場受取サービスの需要の高まりも見られた。EC事業の売上高は3億3,100万円(同83.4%増)となった。以上の結果、コンテンツ事業全体の売上高は31億5,200万円(同24.9%増)、セグメント利益は5億7,600万円(同40.4%増)となった。

電子チケット事業について、徐々に有観客でのライブ、イベントが増加する中で、電子チケットの強みを活かしマーケットシェアを拡大させ、電子チケット取扱枚数、トレード成立枚数ともに前年より大きく増加した。また、ライブと連動する施策として展開する、アーティストのサイン入りのグッズなどの商品を提供するオンラインくじ「くじプラ」についても、引き続き順調に販売を拡大させ、チケットとの連動によりチケット1枚あたりの顧客単価の上昇に繋げてきた。電子チケット周辺領域のサービスとしては、プロ野球等のカードコレクションアプリにおいて、今後の市場拡大が期待されるNFTに対応した選手カード等の提供を開始し、従来からの選手カードに新たな付加価値を創出する試みも始めた。以上の結果、電子チケット事業の売上高は7億600万円(前年同期比35.0%増)、セグメント利益は1億8,500万円(同154.8%増)となった。

その他事業について、主にキャラクターグッズやアパレル、出版、プロダクション業務などが含まれるが、将来の収益獲得に向けた事業育成を行い、売上高は200万円(同92.2%減)、セグメント損失は1,200万円(前年同四半期は900万円のセグメント利益)となった。

2023年3月期の見通しは、売上高150億円(前年同期比10.5%増)、営業利益22億円(前年同期比31.0%増)、経常利益22億円(前年同期比28.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益13億5,000万円(前年同期比38.3%増)を見込んでいる。

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