ローソン、22年3月〜5月期のエンタメ関連事業は増収増益 まん延防止等重点措置の解除に伴いチケットの取扱高が伸長

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ローソンは7月11日、2023年2月期第1四半期の連結業績(2022年3月1日〜2022年5月31日)を発表した。

エンタテインメント関連事業では、ローソンエンタテインメントのチケット事業において、3月にまん延防止等重点措置が解除されたことに伴い、コンサートやライブイベントの開催が活況となり、入場制限なくスポーツ観戦できる機会も増えた。加えて、3年ぶりの行動制限のない5月の大型連休となり、行楽シーズンも相まって、レジャー施設への人出も回復した。このような状況下、人流回復とともに増える需要を取り込むべく、各ジャンルで案件獲得に注力し、チケットの取扱高は伸長した。

また、音楽・映像ソフトの専門店「HMV」などの店舗における物販事業も、前年同期比で伸長した。一方、EC事業は巣ごもり需要が落ち着く傾向にある。HMVを中心に、書籍・CD・DVDなどを販売する複合店「HMV&BOOKS」やレコード専門店「HMV record shop」を含め、5月末日現在の店舗数は55店舗となった。

ユナイテッド・シネマのシネコン事業においては、まん延防止等重点措置の解除以降、全館で通常営業をしており、動員客数は前年同期比で増加している。さらに、自社配給作品の上映、最新の体感型映画上映システム(4DX)での作品上映及び劇場CM(シアターメディア)の販売などを強化し、動員客数の増加とともに売上向上に取り組んでいる。5月末日現在、全国42劇場、388スクリーンを展開している。

これらの結果、エンタテインメント関連事業の営業総収入は169億1,900万円(前年同期比9.2%増)、セグメント利益は11億1,600万円(同230.6%増)となった。

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